2021/09/03 Etc
2021/09/03
母が巴投げをさせられていた。ただし母はこれを「縦正方投げ」とかそんな具合に呼んでいた。私は横から「自分の体を飛び越えるように投げるんだ」などと口を出していた。
別のシーン。私は洒落たログハウスに入った。どうやら今日はクリスマスのようだ。サンタクロースが私をトナカイ代わりの輓獣にしようとしていたので、うまく彼の視界から外れるように動いた。そうして逃げ回るうち、気づけば私はやけに高い木組みの建物の上にいた。安全な地上に戻るには何層か重なった足場を飛び降りていく必要がある。雪が積もっていて足場の様子が見えにくい。脆い床に飛び降りたらアウトだ。私は慎重に降りた。
建物の下につくと、子供たちが追いかけっこをしていた。私が窓を乗り越えてみせると子供たちがそれに倣うので、私は多少いい気分になった。
それから私はログハウスに戻った。文芸部の仲間たちがいた。私は「先輩ももう卒業して何年ですか? 流石にもう現役世代の知り合いとかいませんよね。 あ、でも先輩って院でしたっけ?」などと言っていた。
パーティだろうか? ビュッフェをやっているようだ。私はカレーの行列に並んだ。すると目の前の客が皿にジュカインのカレーアートを描いていた。私を待たせていることがプレッシャーになっても悪いので、「お上手ですね」などと言った気もする。他にもカレーアートを描く客がいた。既存の絵画だが名前が自分でも思い出せないようだ。私も思い出そうと努めたが、「あれだよね、シュルレアリスムの……」と言ったところで「それだ!」と言われた。タイトルはいいのか、タイトルは。
別のシーン。カイジが体育館から梯子で脱出を図っていた。しかし下にいた協力者が大事なICチップを握ったまま裏切り、カイジの上る梯子を部分的に解体した。梯子は紐梯子のような状態となり、上りにくくなった。そして黒服がタイムアップを告げた。裏切者はICチップを握ってにやけ面だったが、黒服はカイジが大量に持ち出していたレトルトカレーの方により大きな賞金を与えた。どうやらカイジが一枚上手だったらしい。絶望する敗者たちだったが、カイジはそんな彼らにもカレーを作って配給した。
2021/09/07
私は自転車で近所の橋を渡り、引っ越す前の家に帰ってきた。母はまだ用があるようで、代わりにFateのスカサハと一緒に帰った。家には三台の自転車が停めてあった。Quick型、Arts型、Buster+再生回復型となっているが、特にQとAが自分好みだった。
それから小学校の近くを通ると、校庭で弟がサッカーをしていた。フェンス越しに呼ばれて参加すると、地元の旧友たちがいた。体育の授業でもないのに完全にやる気のないぶりっ子が多く、そのくせ目立ちたいのか私にキーパーを押し付けてはボールに触りたがる。しかしBGMが私の好きなナンバーに代わると、私は命令を無視して歌いながら前線に上がった。
このサッカーは電子ゲームのようなゲーム性があるらしい。私はボールに「誰かがスキルを打つたびに大きくなり、得点が増す」状態を付与するスキルを中心に自分をビルドしていた。各スキルのリチャージが圧倒的に短く、ラリーを必ず何かのスキルで返せる構築だ。私の戦法が機能し、ボールはどす黒い大玉のように膨れ上がっていた。私はそれを相手のゴールに叩き込んだ。しかし巨大なボールはゴールを芯で捉えず、ポストに当たって粘土のようにちぎれた大玉の四割程度がゴール内に残った。この量がそのまま得点になるようだ。
小さくなった残りのボールは再びコートに戻り、試合が再開する。しかし、私の戦法に対応できるのが私だけではまずかった。スキルリチャージの長い仲間がラリーで負けて球を通した。そのまま大玉は我々のゴールに入り、逆に向こうが巨大ボールで大量得点を取る展開になった。
得点集計の際、黒い粘土のようだったボールはマンションへと形を変えた。一縷の希望を抱いていた私だったが、向こうのマンションのほうが大きかった。我々の負けだ。
2021/09/11
私は家族と離島に暮らしていた。単身赴任に近いようで、父とは週に三日だけ顔を合わせるようになっていたが、それもじきなくなるという。父は「いよいよ寝食しか楽しみがなくなるな」と言っていた。映画館では『ハリー・ポッター』が上映していたが、私は途中から見ても仕方ないのでと席を立った。退場者の行列の中、係員は何が気に入らなかったのか私だけ一発殴った。
島を出る客船の中で弟と、祖母と、知らない女を抱いた。
別のシーン。古い実家の軒先に、子供たちが集まっている。やれやれうちは遊び場じゃないんだぞ、といいつつも穏便に対応していた我々だったが、子供の一人が何か悪さをして逃げた。子供が一本向こうの道に入ると、弟はそれを追いながら私に目配せをした。逆から回って挟み撃ちにしろということだろう。私が道を走っていると、両脇から大量の毒虫たちが刺してきた。どうやら鬼ごっこの途中らしいが、私が訳ありだというと毒虫たちは刺すのをやめたり、アウトになるところをノーカウントにしてくれた。
角を曲がると、夜になっていた。どうやらこの夜は幽霊の類が出るらしい。角近くの家の窓に何かが置いてあった。懐中電灯かと思うと、虫よけスプレーだった。そこの住人は「懐中電灯よりも虫よけを持っていきなさい」と言った。
2021/09/13
私は河原にいた。竹組みの橋のたもとで、私はいつかの輩を痛めつけていた。「理屈のわからない奴には暴力で分からせるしかないと言っていたな。ならこうなっても文句は言うまい。私が誰かだと? 心当たりが多すぎて分からないだろうな。お前が潰してきた無数の物書きの一人だ」私はそう言って違法改造したスタンガンを彼の眼球に押し当てて焼いた。




