2019/11/08
私は父の実家にいた。祖父の仏間に布団が敷かれていて、何の手違いか私はそこに砂をぶちまけてしまった。急いで掃除しようと、私は砂を布団ケースの中に集めた。
掃除が終わると、いつの間にか空間は布団だけを保存して寝台列車に変わっていた。前に懇意にしていた読者さんがやってきて、同じ布団で寝ることになった。東方を知る読者さんは私が白黒の服を着ていると、蓮子とメリーにちなんで紫の服を着た。では私が紅白の服を着ると、やはりというべきか霊夢と魔理沙にちなんで白黒の服を探したが、見つかる前に私の降りる駅に着いてしまった。読者さんは私を一人だけコスプレさせてしまって申し訳ないという様子だった。
乗り換えると、駅のホームから中学時代の知人が電車に並走しながら罵声を浴びせてきた。私の隣の席には古い先輩がいて、「相手にするな」と言っていた。
次の駅に着く前に、我々は自分の名乗る名前を決める必要があった。私は「出席番号1番、音読み」とだけ希望のシートに書いたが、どうにもフォーマットを読み違えたらしく、どうやら名前まで自分でつけていいようだ。出席番号一番としたので「ああ……」「あい……」といろいろ考えた結果、「空駆」というとんだキラキラネームになった。
最後の駅に着くと、幽霊が現れた。みな蜘蛛の子を散らすように逃げたが、幽霊の不思議な力によってひとりでに吸い寄せられる者もいた。私と他の数人は逃げる途中、駅の看板に袋をかぶせ、人型の囮を作った。それを盾にしたまま幽霊の前を歩き、食わせている間に逃げようという魂胆だろう。しかし私が幽霊を見失うと、それは私の真後ろにいた。私は頭からガブリと食われた。スライムか何かに呑まれ、消化されるような具合だった。生暖かくどろりとした感覚の中に溶かされ、気付けば私は怪物に変身していた。
怪物といっても、姿はすぐに人型に戻った。私は一人の馬鹿な旧友と共に、『とある魔術の禁書目録』の一方通行に付き従っていた。どうやら駅から出てきたばかりの初心者を狙って狩りに行くつもりらしい。一方通行は白いコートを着ていて、旧友はそれを「中二病っぽい」と笑うので、私は「中二病ファッションって普通の人がやるとダサいから、似合うのってすごいと思うけどなぁ」とフォローした。
そうこうする間に一方通行は先へ行ってしまい、私は彼の後を追いかけた。場所はショッピングモールで、下りのエスカレーターで向こうから来る歩行者と鉢合わせた私は一度後退して道を譲った。
エスカレーターを抜けると、階下にバスケットコートを見下ろす空中回廊を踊りながら駆け抜けた。というのも、そこはいまダンスイベントの会場になっているようだ。バスケットコートを抜けるとネットがかかっていた。そこにはラッパーがいて、彼はネットの下を持ち上げて私がくぐりやすいようにしてくれた。ネットの下に身体を通そうとウンウンやっていると、寝返りを打って目が覚めた。
それから、二度寝をしたのだろう。ある閉鎖的な町の光景があった。『ワンピース』のキャラが出ていたので、ひょっとしたら海に囲まれた島なのかもしれない。まだ一味の仲間になっていないロビンが仲間の救出に協力してくれている中、ナミは潜入か何かの都合で仲間であることを隠したまま、走行する荷車の後ろに掴まっていた。するとその車からだったかは分からないが、大砲が打ち上げられた。砲弾は空中でさく裂し、無数の金貨がばら撒かれた。
これはこの町を支配していた悪徳役人の不正の決定的証拠となったらしい。紫禁城のような場所で、役人がお縄についていた。私は彼を取り締まる側の一人として彼の財産を運び出していたが、途中で誰かに「君も少し懐に入れておけ」と言われた。私は手一杯に掴んだ小判を民衆にばら撒くと見せ、数枚を掌に忍ばせて持ち帰った。