友達未満
「嫌いな自分」のことなんか
ちっとも少しも好きになれない
大事な友達を傷つけるし
親にも心配ばっかりかける
「キミ」とは友達でもなんでもない
「最低な自分」なんて尚更
これっぽっちも許せる気がしない
学校の勉強はしないし
部屋にこもってばかり
「キミ」とは二度と顔も見たくない
あぁ、それでも「キミ」は自分自身
切っても、切り付けても、優しくなれないな
痛みで涙目になるだけだ
あぁ、やっぱり心なんていらなかったんだ
いくつになっても足手まといで………邪魔だ
初めて出会ったのは実は誕生日のあの日
寂しくて死にたくて仕方なかった…
そんなときも実は「嫌いな自分」は…
『なんて顔してんだ』
『今日も寝癖ひどいぞ』
『まったく、仕方ねぇなぁ』
どんなときも「最低な自分」だけは
いつもいつも近ず離れずの
まぁ、それでも嫌いな友達未満