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私の夢は魔法使い  作者: 西野空
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やりたいこと

「あーもう、絆のせいで決意が鈍った。もう…」


頭を枕にガンガン打ち付け溜息を溢す。

絆のあの言葉がどうしても頭から離れず期日が迫るというのに判を押せずにいるのだ。


どうしようか。これは一世一代のチャンス。


けど、魔法が使えてもそんな事に悪用される将来なら安定した未来を望むべきなのかな。


いや、そもそも秘匿なんだし戦争にすら使われてないんじゃ。そんな考えが頭の中を駆け巡る。


駆け巡り、巡り巡り、最終的に最初の願望に落ち着いた。

魔法が使いたい。


だから、魔法学校に行って勉強する。子供達を笑顔にするのは出来たらでいい。


とやかく言われようが、建前を並べようが根本はそれなんだ。

もしも、絆の言ってるような事が本当にあったら、その時考えよう。

魔法がどんなものか知ってからでも遅くない。

そう結論付けた。


そして、机に向かい私は編入書に園田の印を押した。すると光が紙を包み瞬く間に違う和紙のような封筒に変わってしまう。


「ま、魔法…だ」


人生初の魔法を見た瞬間だった。

恐る恐る封筒を手に取ると表書きには編入までの手引と書かれている。

中には封筒と同じ和紙のような紙が3枚はいっていた。


1枚目には編入受理の書類。2枚目は編入に必要な物が3枚目には入学式の日取りと入寮日が書かれていた。


「入寮日は2週間後、次の日が入学式…か」


とんとん拍子とはいかないものの、ここ1週間で私の人生は大きく動いた事を実感する。


本当だったら、来月からは他の大学に編入する予定だったのだ。それがまさか魔法学校に編入する事になろうとは。


「三葉学園。上手くやっていけるといいな。」


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