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短編

オタ道

作者: 波止 晴信

 午後の講義がすべて休講になり、同人ショップに足を運んだ。

 店員さんに軽く会釈して、店内を物色する。

 オンリーやコミケで出た本を買うためにちょくちょく足を運んでいるうちに、すっかり顔を覚えられてしまった。

 だってこの店小さいんだ。 ちょくちょく来ないと目当てのものがすぐに無くなってしまうし、これにここじゃないとエロ本が買えない。

 同人ショップは大抵どこの店舗も半分を18禁コーナーにしている。 店の半分が肌色の世界が同人ショップなのだ。 つまり店側が「エロを買え」と言っている。

 なのに普通の書店で買うか? 買わないだろ、普通に考えて。 そんなもん恥ずかしいに決まってるわ。

 だからエロ本は同人ショップで買うのが正解なのだ。

 ……軽く言い訳をしたところで、俺も物色しよ。

 今日はこの前あったオンリーイベントの委託本を買いに来た。 本当はイベントに参加できればいいんだけど、田舎に住んでいるものだからなかなか参加できない。 委託しないサークルもあるから、欲しいと思ってても買えない本もある。

 使える本が委託されてないとかなり落ち込むけど、しょうがないと割り切るしかない。 非常に残念だけど。

 一般の新刊コーナーを見て目当てのものを手に取っていく。 余計なものは買わない。

 1冊500円もするのだ。 一般は欲しいものだけを買って、18禁の本に金をかけたい。

 3冊だけ手に取って、18禁コーナーに入る。

 未だに下半身が反応するのが困る。 手に持っている本で股間をさりげなく隠して好きなジャンルを漁る。

 エロゲーも買いたい……。




「ありがとうーございましたー!」


 肩にかかる重量感に満足する。 買った買った。

 最後までエロゲーを買うか迷ってしまい、結構な時間いたな。 結局は買わなかったけど、商業本が2冊も買えたから良しとしよ。

 さて、帰ったらソロプレイしよ。

 

 

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