民子と学校
じいちゃんとは明斗の事で
凛のお父さん、
凛は民斗の母親です。
教室の前に来ると
「私が先に入るから、民斗君は民子ちゃんと来てね」と言うと教室に入って行った。
「今日から民斗君の妹さんがウチの学校に来ます」と言うと先生は手招きをした、俺は民子の手を握り教室に入った。
すると、零奈が民子に手を振る、それに気づいて手を振る民子。
俺はその時、クラスの全員が民子を見て「可愛い!」と言う心の声が聞こえた気がした。
そして民子が自己紹介などをして、俺と零奈の隣に座る。
昼休みになると
「本当に民斗の妹なのか?」
と言うクラスの男達に俺の妹だと言って、いつもの場所に3人で行く。
そこは屋上にある小屋で、俺がいる部活で作った物だが3人だと狭い。
「民斗、せまいね〜」
「ああ、せまいなぁ」
「お兄ちゃん、せまいの?」と言って俺にくっつく民子。
「民子ちゃん、ちょっと…近くない?」
「こうすればせまく無いね〜」
「なぁ民子、その‥当たるんだ」
「お兄ちゃん、なにが当たるの?」
「その‥お前の胸が…当たるんだ」
と言うと突然、頭に軽い衝撃が…。
「民斗、ダメだよ!、兄妹でしょ?」
俺の頭を叩いたのは零奈だった。
「あのさぁ、俺そんなコトしないよ?」
と言うと零奈は真っ赤になっていた。
「お兄ちゃん、ごめんね。私、嬉しくてつい」
と言って民子は俺から少しだけ離れた。
「民子、俺はいいけど、くっついても。いいよな零奈」
「いいよ民子ちゃん。兄妹だもんね」
と言うと零奈と民子は俺にくっついてきた。
二人に挟まれながら、俺の顔は真っ赤になっていた。
そうして、俺は弁当を食べた。
すると零奈は「女の子同士の話しがあるから…民斗は先に戻ってて」
と言ったので俺は教室に戻った。
教室に戻ると俺はいつも通り音楽を聞く。
いつも俺は昼飯を食べた後に音楽を聞きくか、考えたり、本を読んだりする。
俺は音楽を聞きながら、民子の通学用のバイクについて考えていた。
民子は原付免許を持っている。
だから、バイクに乗りたいだろう。
ちなみに俺と零奈の家は学校から遠くは無い。
この学校では数年前に自転車よりも原付の本当が安全だと言うと事で、原付通学が免許を持っていれば誰でもOKになった。
なので、ほとんどの人は原付通学をしている。
俺は音楽を聞きながら、民子が乗るバイクの事を考えていた。
すると民子と零奈が戻ってきた。
俺は民子の顔を見て思い出した、
「じいちゃんが原付を手に入れたって言ってたなぁ」と俺は思わず声に出してしまった。
「お兄ちゃん、本当に?」
俺はイヤホンを外して「本当だ。放課後に行ってみるか?」
と言うと笑顔で民子が「行く!」と言った。
すると、話しを聞いていた零奈が
「私も行っていい?」と聞いてきた。
「じゃあ、3人で行こう!」
俺と民子と零奈は放課後にじいちゃんの家に行く事になった。