鈴木美佳
あれから1週間。
俺は今日から妹の民子と学校に行く。
民子は初めて学校に行くので俺と同じクラスにしてもらった。
学校には姉ちゃんが事情を話して、俺と離れて暮らしていた妹と言う事になっている。
ちなみに、民子は俺の中で学校の事を見ているので学校の事はだいたい知っている。
俺と民子は学校に着くと職員室に行った。
「待ってたよ~」と言って一人の女の先日が出てきた。
彼女は鈴木美佳で、俺の担任の先生だ。
「この子のが民子ちゃんね。民斗君によく似てるわね」
「先生、事情は姉ちゃんから聞いてますよね?」
先生と姉ちゃんは高校の同級生でとても仲が良く、たまに家に遊びに来る。
「聞いてるわよ。すごい話しだけどね。民子ちゃんは私の事知ってるわよね?」
と先生が民子に聞いた。
「私、お兄ちゃんの中から見てたので知ってます」
「なかって何なの?」と先生は聞いた。
俺は姉ちゃんがそこまでは言って無かったんだなと思い、
「民子は俺の中にいたんです。」
「本当なの?。私は伊舞ちゃんから、中にいたと言う事は聞いてないわ」
俺と民子は先生に説明した。
すると涙を流しながしていた。
そして俺と民子は先生に連れられて教室に向かった。