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素直になれなくて…

しばらくはしてから…ピンポーン

チャイムが鳴った。


「たぶん元君ね…

民斗…いいわね!」


「分かってるよ」


俺は玄関に行ってドアを開ける…。


「あの…美佳先生に呼ばれて来たんですけど…」


「元君…だよね?

話は聞いてるからさ…あがってよ」


…元君は補習授業という理由で学校から呼び出されている…

勿論ウソだが、

美佳さんが学校を通じて話ているいるので元君は気付かないだろう…


こりゃあ、悪い事は出来ないなぁ…


先生達のネットワーク…恐るべし!


俺は元君を民子の部屋に連れて行く、そこに美佳さんがいるからだ。


…愛美ちゃんは隣の俺の部屋で待機している。

俺達は姉ちゃんの部屋で、

愛美ちゃんの様子をモニタリングしている。


この部屋には、

俺、民子、零奈、洸治、真希ちゃん、さくらちゃんがいる。


ちなみに、

美奈ちゃん、美希さん、治一は姉ちゃんが運転するミニで帰って行った。


それで、さくらちゃんは家で預かることになった。


そして洸治はイヤホンで音楽を聞きながら宿題をしている…美佳さんにさせられてると言った方がいいかな?


しばらくしてから、

美佳さんが部屋に来た

…予定よりも早い。


「美佳さん…

早くない?」


「いいの…元君には、

ちゃんと気持ちを聞いていきたからね」


「それで…なんて?」


「…僕は素直になれなかった。

…だからこそ、愛美ちゃんの想いに応えたい!

…って言ってたわ」


「えっ…でも、

愛美ちゃんが元君のコトが好きってコトは…」


「言って無いわよ。

でも、話しがあるってコトは伝えたわ…」


「もしかしたら分かってるのかもね。」


…零奈?


「だって…民斗も…分かってたでしょ?」


うーん…

分かってたより、何かあるって思ってたんだけどなぁ…

あの時は8歳だし。


「まぁ…何かあるなぁって思ってた」


「お兄ちゃん、本当に…?」


「なんでだよ…」


「だって、お兄ちゃんって8歳の時はまだまだ子供で…

そんなに頭良かったっけ?」


うっ…確かに…

「…って民子!」


「エヘッ…ごめ〜ん」


「アレっ?

民子ちゃん…

なんでそこまで分かるの?

…まるで見てたみたいに…」


しまったぁ!

真希ちゃんって勘が良かったんだ…。


「えっ…

でも真希ちゃんは…」


「私は…映像を見たのよ」


「…じゃあ俺のコト…知ってるのか?」


「うん、知ってるよ

…びっくりしたけどね」


「…そうか、

知ってるのか…」


「でも、何でそうなったかは知らないよ。

零奈ちゃんは民斗に聞いてって…」


…今が話す時かな…


「後で話すけどさ。

民子もいいよな?」


「うん…

大事なコトだもんね」


真希ちゃんは何って顔で俺を見た…まぁ当然だよなぁ。


「すべて後で話すよ」


俺は机に向かっている洸治を見てから、

真希ちゃんに聞く…


「なぁ…このコトは…」


「大丈夫、洸治は知らないから。

…嫌でしょ?」


「真希ちゃんならいいよ。

誰にも言わないだろ…こういうコト」


「うん…」


「私も真希ちゃんなら大丈夫って…

だから…」


…零奈

そんな顔するなよ…


「ありがとな…

ちゃんとふせてくれてさ…」


「うん!」


「…でも俺は洸治にも話すよ。

隠し通せないしな。」


「あのー…全部聞こえてたんだけど…」


洸治…空気読め!

…今、俺が格好良く決めた所だろ…


「あっ元君だ」


そう言って画面を指差した。


そこには愛美ちゃんの前に座る元君の姿が…。


・ここからは二人の様子を見てみましょう…・


「俺…愛美ちゃんがそんなに悩んでたなんて…想ってなかったよ…。ごめん…」


「何で…私が嫌いだから?」


「そんなコトない…

本当は気になってしょうがなかったんだよ。

今まで見ていた女の子が成長していく姿を…」


そう言って元君は泣いていた…。


「じゃあ…何で…距離を置いてたのよ」


「傷つけたく無かった…

一緒に居たら傷つけるって思ってたんだ。

…でも、俺には愛美ちゃんが必要だって…距離を置いて初めて分かったんだ…当たり前過ぎて気付かなかった

…ダメなヤツだな…」


「そんなコトない!

私も気付かなかったから…元が居ないと私はダメだって…」


「その…これからは…違うカタチで愛美と一緒に居たいんだ」


「…違うカタチ?

ちゃんと言ってよ」


「その…

俺と付き合ってくれ!」


「うん!

ずーっと待ってたんだよ…」


そう言って二人は抱き合っていた…。






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