洸治と真希が来た。
俺は風呂を出てから急いで部屋に向かった。
扉を開けるとそこには、純一とそのひざの上でママ4の本を読んでいるさくらちゃんがいた。
「ああ、携帯鳴ってたぞ?」
「ああ、って…大丈夫かよ…お前の姉ちゃんが…」
「えっ…大丈夫って?」
知らないのかよ…
「今から…美奈ちゃんって子がくるんだぞ?」
「えっ…美奈が…!
うーん…まあいっか」
いいのかよ…
そういえば携帯鳴ってたんだよな…
俺は携帯を見て思い出した…今日くるんだった…。
とりあえず電話してみる。
「もしもし、洸治か?」
「そうだけど、忘れてないよなぁ…今日宿題見せてくれるって…」
「忘れてないけど…
その、先生がさ…」
「私がどうしたのよ…貸してっ!」
しまった…美佳さんが…。
「その声は、洸治君ね…真希ちゃんもいるでしょ!」
すごい…分かったんだ…。
「今すぐ来なさいよ!」
「ねぇ民斗…学校には内緒でね〜」
うん…怖い…。
美佳さんが部屋を出ると、また電話が…
「なんで先生がいるんだよ!」
「姉ちゃんと友達だからさ、よく来るんだよね…。
それと家に来たら先生のこと美佳さんって呼んだ方がいいよ
。
そういや、家わかるか?」
「わかんないから電話したんだけど…」
「今ドコだ?」
「えっとコンビニに居るけど…」
あそこだな…
「今から行くからな」
まったく…
「純一、ちょっと行ってくる」
そう言って部屋を出ると、姉ちゃんと美希さんと女の子がいた…。
「姉ちゃん…今から友達が来るけどいい?」
「いいわよ…どっち?」
男か女か聞いてくる
「両方だよ、行ってくる」
あの人が美奈さんかなぁ…かわいい子だな。
俺は自転車でコンビニに向かった。
「やっぱりここだ…」
駐輪場には
ぴーぷる
とローラースルーが止めてあった…。
店内に入ると二人がお菓子を買っていた…。
「おう、なんで菓子?」
「だって先生が居るって…」
「洸治ったら…地図忘れちゃって…」
「真希…それを…」
「地図忘れたらこれんわな…」
「あと、姉ちゃんと零奈と女の子が二人くらい居るからさ」
「すげーな、女の子ばっかし…」
「ちょっと洸治ったら」
「…ついて来てよ」
はぁ…店の前でいちゃつくなよ…人見てるし…。
すぐに家に着いた。
「近所だったんだ…」
「近いわね…」
この中に入れてよ
倉庫の中にぴーぷるとローラースルーと自転車を入れる。
玄関のドアを開けると美佳さんがいた…
「こんにちは、…ちょっと来てくれる?」
笑顔なのにコワい…
まぁ行くとこは俺の部屋だけど…。
俺の部屋に入ると二人は正座をして
「すいませんでした!」
といきなり謝った。
「ねぇ二人共…私ってそんなに怖い?」
「えっと…怖いって言うか…ね」
「その…先生だから…さ」
「二人共正直ねぇ…民斗、見せてあげて」
やっぱりな…
「ねぇ、私は今は先生じゃなくて普通の女の子だから…美佳さんって呼んでね」
「えっ…美佳さん…でいいの?」
「洸治…分かってないわね〜
美佳さんだって女の子なんだから…」
やっぱり考えが大人だなぁ…
「そういや姉ちゃん達は?」
「リビングに居るわ…」
「そういえば…私もよく宿題を写したっけ…」
えっ…美佳さんも?
「だから、怒れないのよね…」
…そうだったのか
しばらくしてから俺は美佳さんと洸治、真希ちゃんとリビングに行く。
驚いた…
姉ちゃんはさくらちゃんとすっかり仲良くなってる…
「民斗…伊舞さん、スゴいね…」
「うん、小さい子好きだからさ…」
「お兄ちゃん…真希ちゃんと洸治が…」
「ああ、今日来るって言っててさ、洸治が地図忘れたから迎えにね」
「か、かわいい…
オイ民斗、あの子」
「かわいいよな…
さくらちゃん」
「伊舞さん!」
「あれっ…
真希ちゃんと
…洸治君?
なんでいるの?」
「民斗の宿題を見に来たのよね〜」
美佳さん…
「そうなんだ〜
そういえば、お腹減ってない?」
「うん!お腹減った〜」
「ちょっと、さくらちゃん…」
「いいのよ、美希ちゃん」
まぁそんなワケで、
じゃんけん大会!
まずは、
美奈さん対姉ちゃん
…美奈さんの勝ち。
次に
零奈ちゃん対 俺
…零奈ちゃんの勝ち。
次に
民子対美奈ちゃん
…民子の勝ち。
次に
真希ちゃん対純一
…真希ちゃんの勝ち。
次に
洸治対さくら
…さくらの勝ち。
洸治は本気で負けたようだ…。
まぁそれからは皆わざとさくらちゃんに負けて、
…さくらちゃんが今日の昼飯を選ぶ。
「私ね…ラーメン食べてみたいの!」
うん、今日の昼飯は
ラーメンになった。
もう3時だけどね…




