ドッキリ
俺は洗い物が終わり部屋に戻ると二人が部屋にいた。
民子と零奈だ…。
「なんで俺の部屋に居るの…?」
「お兄ちゃんの
アレの説明をね…」
えっ…民子、アレってなんだ?
アレなのか!?
零奈が持っている物を見るとVHSだった。
それを見て零奈が一言。
「民斗ってロリコンだったんだ…。」
えっ…それは…
違ぁぁう!
ちょっと待て…
違う、そうじゃない!
それを見て爆笑する民子。
「お前、ワザと…」
「お腹が痛いよ〜」
「ねぇ、民斗!
どうなの?」
「零奈…ぜんぜん違うよ、それは…」
俺はそう言って零奈に2冊の漫画を渡す。
「あっ同じタイトル…」
「とりあえずコレ読んでみてくれ。
それで分かるから…」
零奈は漫画を読み始めた。
「民子…なんでこんなコトを?」
「うん、だって零奈ちゃんがお兄ちゃんのコトを知りたいって…」
いや、だからって…
「説明は?」
「してないよ」
やっぱりな…。
「分かると思うけどさ…」
「うん!
タイトルで誤解される。」
「なんで…
ワザとか?」
「うん!
おもしろいからね〜」
「おもしろいって…」
「次やったら、部屋に入れないからな…」
「そんなコト言わないで!」
民子は俺に抱きついてきた。
「お願いだから…」
「分かってるよ。
やっぱり可愛いな…」
「えっ…わざと?」
「ああ、そうだよ。
やっぱり民子はアレなんだな…」
「えっ、アレって?」
やっぱり気付いて無いな…。
「俺の心が読めなかっただろ〜」
「なんでそれを…」
「だって本気にしてただろ?
だから読めなかったんだよ」
「本気じゃ無いの…」
民子の目から涙が…。
「えっ…泣くなよ」
「私、本気だって思ったんだよ…」
「ごめん…やりすぎた」
「ふふ、騙されたね!」
えっ…。
「私、読めてたよお兄ちゃんの心。
本当に…て思ってるでしょ?」
当たってる…。
「私、全部分かってたよ?。
お兄ちゃんのコト」
「やられた…民子の方が一枚上手だったよ…」
「私をダマそうとしたからだよ。
どう、零奈ちゃん?」
「すごいよ〜」
えっ…知ってたの!?
「実はねぇ、全部零奈ちゃんに言ってあったの。
私はお兄ちゃんのコト分かってるんだからね。」
俺は改めて民子ってスゴイなって思った。
ちなみに零奈はあのマンガのコトを知らなかったらしい。
まあ当然だな。
ママは小学4年生
なんて知ってる人あんましいないだろうし、10代でさ…。
その後、民子は自分の部屋に帰っていった。
零奈も民子の部屋で寝るらしくついて行った。
民子には、かなわないな…と思いながら、俺は眠りについた。




