エピローグ
私はと言うと大国アルイーゼにいた。
3年間でお父様たちは何を画策していたかと言うと・・
ルインセット王国の最東端で港を有していたフリューゲル公爵領は独立し「フリューゲル公国」となりました。独立には大国アルイーゼの力を借り、アルイーゼの属国となったためルインセット王国は手出しが出来なくなった。
「愛しの婚約者殿。憂いを帯びた表情も美しいな」
後ろから声の主に抱きしめられた。
なんと私はアレクシス様の婚約者となったのだ。
私もフリューゲル公国の公女となったことでアレクシス様との婚約もトントン拍子で進んだのだ。
今回のタイムリープはなんとアレクシス様の仕業だった。大国アルイーゼの王族は一生に一度だけ対象をタイムリープさせることができる魔法を使えるらしい。
アレクシス様自身もタイムリープするらしいが、アレクシス様もある地点まではその記憶は封じられるという制約があるそうだ。
「以前も私は君に一目惚れしたんだ。力になりたかったけど君は聞き入れなかった。そんな君を見ているのが辛くなり早めの帰国をしたあと、君は冤罪で裁かれた上亡くなってしまった。だから次は絶対に死なせたくなかった。それに君なら同じ事を2回は繰り返さないだろうし、私は君にまた恋をするだろう。近くにいれば記憶が戻ったときに手を貸すことも出来る。ちょうど噴水事件があったあたりに記憶が戻ったんだ」
目を細くして笑うアレクシス様だった。
ミリーもアレクシス様の護衛に見初められこの国に一緒に来て、これからも侍女をしてくれているので寂しくない。
私はアレクシス様に助けられたのだけど、彼の手の平で踊らされていた気がしてならない。
きっと記憶の戻ったアレクシス様は私の自作自演劇場についても気がついているだろう。
まあ、アレクシス様と一緒なら幸せになれそうだしいいだろう!悪役令嬢になってよかったと今なら心から思える。
最後までお読みいただきありがとうございました。




