1日目-2
1日目-2
彼は今まで生きながら出したことがない本当に早い速度を出し、
きた足の力を尽くして山からおりた。
何度も倒れるところだったが、危機時に発令される
瞬間的な反射神経に足を踏み出し、それで転倒はしなかった。
"ウヒいい利益!はぁっ。。。はぁっ…"
何百メートルは走って来たのだろうか。
息を整えながら、後ろをちらちらと見た。
"ここまでは来ないよね? ないでしょう? 本当に、さっきのあれは何だよ!"
まだもその顔のない毛の束怪物が彼の頭の中をかいくぐっていた。
その怪物の正体が何かを考えて見るために自分が読んだすべての動物関連の本の内容を頭の中で回想してみるが、そんな動物の存在はある本にも記録になったことがなかった。
"ここは夢か? そう。何かおかしいの。急に後ろに倒れるからといってこんな変なところに来るはずもないよね! 夢と夢!"
彼は狼狽した現実を見ながら、その現実を否定しようとしたが、....
そんな彼に何か小さい石ころのようなものが飛んできて彼の額にこつんとぶつかった。
"まぁ! 何だよ!"
その石ころが飛んできたところを彼が見と、
そこにはリスのような動物が一匹彼を見ているのが見えた。
リスは、何か自分の領域を侵犯したことについて怒った
手を上げて腕を揉みしだいた。
そして、木の枝の上で飛び跳ねて他の枝に一気に走って渡された。
その光景を見た彼は言葉を失ったが...
"・・・"
そのリスは自分の体の何十何百倍にもなる距離を、走り回った。
リスたちに翼が走ったのもなく、滑降幕(注:高いところから飛び降りた時、空中で浮いているためな膜。天下りと似たものが脚と足の間にかかっていると考えればいい。)が走ったのもないのに、純粋に足の力だけで飛び跳ねて通っているのだった。
"痛いのを見ると、夢はないのに.... あれを見ると、夢で.... 夢ではない..."
そんなにシマリスが消えた席をあざ殴って見ていた彼はお腹の中ががらんと空いている時は私はおなかが信号音を聞いた。
"あ~おなかがすい。"
彼は自分が背負っていた鞄を開けてみた。
そこには山に登るときは食べなさいとお母さんが包んだ果物が普通グルラスラクと呼ばれるそのおかず缶に入っていた。
"お母さん......"
おかず入れを見てやっと今すぐは会うことができない現実が見え始めた。
毎日小言だが、それでもある時はその誰よりも気を使ってくれた母親、無愛想で何かが丘持つことを好きだったけど私が何かをやり遂げた時に一番うれしかった父。 何をしても悪戯をしてもよく受けてくれていた弟。
いくらない友たちだったが、私を一番理解してくれた彼ら。
果して、この人たちを再現できるかという悲しみが彼の心を揺さぶった。
"ほじします!!"
彼は自分の最も近い木に因って座った。
そしてそのおかず入れを開いて果物を食べ始めた。
その果物を一つ一つ食べる度に彼らとの思い出が浮上した。
もちろん、いつも楽しかったのではなくつらい事も多かったが、。
果物の酸味と甘みが塩味となっていった。
彼は木に因って座ったままでそんなにどこかの塩味を感じていて疲れて眠り込んだ。