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ちょっとお茶してくる

お茶というよりお話だけど

お父さん、お母さん、自分は今日初めて女性にお茶に誘われました。じゃぱにーずに居た時に誘われたかったです。


「そこの椅子に腰をかけるが良い、今から茶を出すから待っとれ。」


はい、自分は今緊張しています。え?ロリ相手に興奮するとかロリコンですか?だって?こちとら生前は女子とまともに話した事なんで1度もないんじゃオラ。しかし相手が異性だから、ロリだからと勝手に意識して緊張してる訳ではない…もっと違った、なんかこう…例えて言うならばビルの十階から向かい側のビルの十階を電流を流した鉄骨渡りをする様な、恐怖に近い緊張をしている


大人しく席で待ってると、ワゴンにティーセットを乗せて戻ってきた

彼女は席に着き、口を開けて


「さっきも言った通り、儂からお主に幾つか聴きたいことがあっての…まぁ紅茶でも飲みながら悠長に聞いて貰いたい。話したくない事があれば話さなくとも良いからの?」

「出来る限り応えさせて頂きます」

「先ずは…おぉっと、忘れる所じゃった、儂の名前はティニアだ、お主の名は?」

「星狐です、狐と呼んでください」

「そうか、なら…狐、お主は何処から来たのだ」

「……異世界です」

「ほうほう、異世界とは。もしそこが魔力が使われていないような世界なら、お主が呪い抵抗が低いのも納得がいくのぅ」


よかった、信じて貰えた…初めて自分の言う事を信じて貰えた…嬉し泣きしそうなのを押さえて


「他に聞きたい事はありますか?」

「お主の力について幾つか…」


自分の事についてベラベラと話をしているといつの間にか、かなり時間が経っていた


「そうか、なかなか面白いのぅ」

「そうですかねー?…あそろそろ戻らないと…」

「そうか、もうそんな時間か…ん?一口も紅茶に口をつけとらんが…嫌いじゃったか?」

「あ…いや、紅茶は好きなんですが、今日はあまり喉が乾かなくて…」

「そうか、それならば仕方ないのぅ」

「すみませんね、次回来た時にでも飲ませて頂きます」

「是非、また来とくれ。待っておるぞ」

「では、失礼しますね」


部屋を出て、禁書コーナーを抜け、カウンターのとこまで来た…今気づいたが禁書コーナーとカウンターって隣だったのか。


頭に重い衝撃が…痛いっ!!


頭を押さえてその場にうずくまると前から声がした

「お前はどれだけ私を待たせたら気が済むんだ?一体全体何処で何をしてたんだ?別に怒ってないから正直に言えよ?」

「怒ってるじゃないですか、ヤダー」

「起こってなどないっ!」


般若の顔をして額に青筋浮かべて語気を荒くしてる…無茶苦茶怒ってるじゃん


「後で、後で話すから、だからその構えてる本を下ろして、本を借りて来て下さい!」







その頃禁書コーナーの奥では


「珍しい実験材料を手に入れられると思ったのだがのぅ…お茶に入れた、睡眠薬と痺れ薬が無駄になったわい。あぁ…欲しいのう、欲しいのう、狐が欲しいのう…」

ヾ(⌒(_×ω×)_バタンキュー

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