ちょっと暇だから捕まってくるわ
畳って偉大
おとっちゃん、おかっちゃん、おいら…この喋り方やめよ、面倒い。要件だけ、まだ来て1日も経ってないのにホームシックです。もうやだこの異世界
自分は今牢屋の中に居ます。今度はさっきより頑丈な檻です。意味無いのに。
そして今は…
「では貴様に質問する」
尋問にあってます。
全身鎧で顔が全く見えない。めっちゃ怖ぇ、お屋敷に飾られてて急に動き出しそうな見た目してやがる。
「貴様は魔物だな?」
「多分、そうだと思います」
「多分…とは?」
「まだ、この世界について詳しい事を知らないのです」
「はぁ?」
まぁそりゃ当たり前の反応だ。もう面倒いし全部話しちゃおう
「いや、実はですね?」
そこから五分程、死んでからこの世界に転生したとこまで説明しました。
その結果がこちら…
「はぁ?」
そりゃそうなるわ
「特に危害を加えるつもりは無いんですよ、平和にこの世界で暮らしたいだけなんですよ。明日でも良いからここから出して…って行かないで!?待って、待ってくれなきゃこの国を滅ぼ…待って、嘘、嘘だから待って、待って下さいーっ!!」
一晩体育座りしながら膝に顔を埋め泣いてました。
何時になったら普通に暮らせるのやら