ちょっといつも通りの日常
処女作だから生暖かい目で見守って下さい
『何もかもが面倒臭い。楽になって何事にも縛られない自由が欲しい』-そう、確かに願った。
朝は家で朝食を食べ、家を出て学校へ。
学校へ行く途中はいつも1人。友達がいない訳では無い。校外に居るし別に寂しくないもんね!
学校へ着いたらそのまま教室へ直行する。
教室では、他者と話している人、スマホをいじっている人、1限目の準備をしている人…自分は暇だから本を読んでいた。
この学校は、遅刻する者は居るものの問題といった問題は起きておらず不良は居ないしイジメなどは起きていない。他校と比べ校則は緩いが風紀は一切乱れていない。言い忘れていたが此処は高校だ。偏差値は標準よりかなり低い。正直こんな低いのに風紀が乱れないのはあの面倒な教師達のおかけであろう。
そして自分は高校二年の17歳。特技は特に無い。数学が少し出来るだけだ
1限目が始まりその後普通に授業を受け、あっという間に時間が経ち6限目が終わった。いや、正直あっという間とは程遠く、永遠にも感じれたが…
そしていつも通りに帰っていた。
そんないつも通りの日常がここで終わる何て思わなかった
右の方から何か声が聞こえてきた瞬間、右から衝撃が来た。それだけだったらまだ良かった。
衝撃によって左に弾き飛ばされ道路に出てしまった。しかもよりによって目の前からトラックが来てるなんて…これでも運は良かった筈なんだけどなぁ…
そう思った所で意識は途切れた。
で、此処は何処だろう。いや、解る…解るのだが……解りたくないのだ。周りが花畑だし、何か目の前に男の人がニコニコしながら立ってるし
その男性が楽しそうに告げる…
「ようこそ、死後の世界へ♪」
「嘘だっ!!」
目の前の現実が受け入れられず反射的に声に出てしまう。
だが、無情にも目の前の男性は告げる
「嘘じゃないよ?一応これでも神様やってるからね?下っ端だけど。いやぁそれにしても、君はホントに不運だね〜」
「え?」
「だって、引ったくりに体当りされて道路に出ちゃってトラックに轢かれるなんて滅多にないよ?」
あの聞こえてきたのは引ったくりの声かその被害者の声だったのか…その後がちょっとだけ気になるな…
「その後が気になる?安心しなよ、君のおかげで無事捕まったよ」
良かった…少しそう思ったが、一つ 疑問がある。
「神様、何で「何で聞きたいことが解ったか…そうだろう?」
「!?」
「此処、死後の世界では、そこに居る神様は自由に心や記憶を見れるからね」
黙秘権もプライバシーも無いのかこの世界には
「無いね、そんなもの。まぁそんな事はどうでもいいとして」
良くは無いだろ
神様(?)は真面目な顔をして
「今の君には『二つ』選ぶ権利がある」
なんだろう
「このまま…えーと、君達、人間の言う…桃源郷?楽園?とか言う所に行くのか」
理想郷…天国みたいなものか…
「たぶんそれ。でもう一つは異世界に転生するか」
うんうん…最近流行りの異世界転生か…よく小説になってる
「へぇ…人間って面白いね〜、死後を想像してそれを本にするなんて…で、どうする?今、転生するなら願い事一つ叶えてあg「異世界転生でお願いします」
「早過ぎない?けどまぁいいや、で願い事は?」
「転生先で使える能力を3つ下さい」
(´・ω・`)ホントに酷い作品だなこれ