第二の人生
「グチャ!!」目の前の警察官の頭部がピストルの銃弾によって脳みそが飛び散った。
(嫌だ!)AK47を構えようとした瞬間、突然自分の体に激痛が走り倒れた。
「ハア・・・ハア・・・ハア!?」激痛がするところに触れると、手に滴るほど赤黒い血が付着していた。
(こんなはずじゃなかった!)向こうからAK47を構えた複数の男が向かってきた。
(嫌だ!死にたくない!まだヒーローにもなっていないのに!助けて!!嫌だ!)
「ハッ!?」目が覚めた。
(嫌な夢・・・)起き上がった。
「こんなにも汗が・・・」ベッドは汗でびしょ濡れだった。
(体が重い怠い・・・そういえばここ何処?)周りは綺麗な狭い部屋でタンスと置時計と鏡があった。
「ひぇ!?」鏡に黒髪の長髪の女性が映っていたから後ろを振り向いた。
後ろは壁だけだった。
鈴鹿は全身の毛が逆立ち鳥肌が立った。
鈴鹿は全力でベットから転げ落ち、立ち上がりながらドアを勢い良くぶつかった。
「痛っ!!」頭を抑えながらとっさにドア開けた。
「どうしたの!?」廊下に出ると眼鏡を掛けていて水色のポニーテールにエプロンを着た女性が声を掛けた。
「ゆ、ゆゆゆ幽霊が出た!」
「そうなの!?どんな幽霊?」
「ろ、ロングヘアーで!肌が青白くて!下着で!それで!」
「落ち着いてこれを見て。」手鏡を見せた。
「で、出た!追ってきたんだ!」鈴鹿は女性の後ろにしがみついた。
「落ち着いて!映っているのは自分だから。」
「・・・え?」首を傾げた。
「そう落ち着いてもう一回見て。」鏡を渡した。
「・・・ま、まさか!?」鈴鹿は息をのんだ。
「驚くのも無理もないよね・・・」
「こ、これが!私のスタンド!?」 (※ジョジョネタが分からない人はブッオフへゴオ!)
「違う!」
「これが自分なの?」鏡は以前の自分の面影は全くなかった。
「うん。」
「なんだ・・・ついに私もスタンド使いになれたと思ったのに・・・」
(ショック受ける所そこ!?)女性は思った。
「それより他の皆は何処ですか!?」
「鈴鹿ちゃん!!」
「うわ!?」後ろから抱き付かれた。
「鈴鹿ちゃんだよね!」茶色の短髪に背の低い少女は言った。
「静ちゃん!?」
「うん!」元気良く頷いた。
「違和感しかないわね・・・」廊下から白色の長髪の少女が歩いてきた。
「もしかして星羅?」鈴鹿は聞いた。
「正解!景品は無いけどね。」
「皆変わったね!」静は言った。
「前よりいいかも・・・痩せているし、髪も伸ばしたかったし!」鈴鹿は鏡を見ながら言った。
「ハア・・・ここは何処ですか?」星羅は女性に聞いた。
「ここは私のお家よ。」
「家?あなたは何者ですか?」
「私は植木理知よ。今日からあなた達の母親になるのよ。」
「え!?お母さん?」星羅達は首を傾げた。
「そうよ、立ち話も何だし、座りましょ。」理知達はキッチンと一緒になっている食卓に移動しテーブルのある椅子に座った。
「順序を追って説明するから、落ち着いて聞いてね。」
「・・・」星羅達は無言で頷いた。
「まず、コロニーは警察や他の組織からあなた達4人を守るために整形することを決断したの。」
「いや、整形レベルではないような・・・」(身長も前より高くなったし。)と星羅。
「私なんて前より胸が小さくなった気がするし・・・次は巨乳に出来ない?」と鈴鹿。
「お腹減った~」静は冷蔵庫を開けた。
「お、思っていたより軽いね・・・」戸惑う理知。
「前より美人だし、むしろ感謝しています。」と星羅。
「あと、胸が大きかったらな・・・」鈴鹿は自分の胸を触った。
「100キロぐらい太ったら胸が大きくなるわよ。」
「それただのデブじゃん!」
(私がおかしいのかな・・・?)理知は頭を抱えた。
「それで、闇医者に頼んでですか?」星羅は聞いた。
「まあ、そうだね。でも確実にあなた達の正体は気付かれないと思うわ。」
「どうして?」静はクロワッサンを口の中をもぐもぐさせながら聞いた。
「まず、あなた達がベビ会社と関わっていた痕跡も完全に消したし、外見は元の面影を一切なくしたし、
警察犬から探知されないようにホルモンも臭いもかけたからね。だから安心してもいいわよ。」
「もはや改造手術ね」と星羅。
「でも、あなた達4人を一緒にしていたら目につきやすいから、コロニーは私に頼んだ訳よ。」
「・・・もはや改造手術ね。」
「そして、三人娘として家族の振りをしなさいって。」




