龍族
今回は短めです。 話の区切り方を間違えてしまいました。
「どうして!?」
「近代兵器の登場から立場が変わった人類は黒人と同じように奴隷として扱われて・・・まあ、要するに竜に乗る行為は侮辱とみなされるので・・・」
「そ、そうだったの!?」
「乗った場合は竜権団体に訴えられるか、食い殺されるかのどっちかですね。」
「そんな・・・」肩を落とした。
「竜がいなければどのようにして空を飛んでいるのでしょうか?」
「飛行機で移動しているけど?」
「飛行機?飛行船の事でしょうか?」
「ペンない?飛行機の絵描くけど・・・」と星羅。
「私に書かして!」と静。
「お願いします。」コロニーはペンと紙を渡した。
数分後・・・
「出来た!」静は叫んだ。
「えと・・・魚が空を飛んでいるのでしょか?」コロニーは首を傾げた。
「書いている途中で嫌な予感がしたけど・・・」鈴鹿は頭を抱えた。
静の描いた絵は下手くそ過ぎて飛行機というより魚に見えた。
「推薦する人を間違えたようね・・・」と星羅。
「貸して、私が書くわ。」星羅はペンを取った。
「そんなに酷いかな?」鈴鹿は首を傾げた。
数分後・・・。
「星羅ちゃん、何書いているの?」静は聞いた。
「ん?宇宙飛行機だけど?」星羅は立て掛けられている飛行機を書いた。
「そっち!?」
「冗談よ、冗談。」星羅は笑った。
「星羅ちゃんでも冗談が言えたんだ・・・」
「どういう意味かしら?」
更に数分後・・・。
「はい。」簡素な旅客機の絵を描いた紙を渡した。
「星羅ちゃん絵うまいね。」と静。
「いや、普通だけど・・・」
「・・・これがですか?」コロニーは首を傾げた。
「うん。大勢の人を運ぶことが出来る。」
「・・・」コロニーは大きく目を開けたまま動かなかった。
(相当驚いているな・・・)星羅は思った。
「ど、どういう仕組みでしょうか?」震え声で言った。
「セロさん分かる?」
「いや、所属が違うから分からない。」
「・・・何人乗れますか?」
「ええと・・・500人ぐらいだよね?」鈴鹿は星羅達を見た。
「500人!!?」コロニーは驚いた。
「まあ、それぐらいだね・・・」
「500人・・・」頭を抱えた。
「逆に旅客機とかそういう機体は無いの?」静は聞いた。
「・・・」頭を抱えたままだった。
「あれ?コロニーちゃん?」
「あ、あとこれは何でしょうか?」静の質問はコロニーには聞こえなかった。
「これ?宇宙飛行機だけど?」星羅が答えた。
「・・・え?」
「宇宙飛行機!」
「・・・」激しく瞬きをした。
「あっ・・・えと・・・つまり、宇宙に行く機体の事・・・でしょうか?」
「うん。」
「宇宙に行く技術も!!?」
「?」
「いや・・・宇宙というのはどういう世界ですか?」
「まあ、真っ暗で幻想的な・・・」
この様な会話が何時間も続いた。コロニーは話を聞くたび、火を初めて見た原始人の様に驚いたり必死に理解しようとしていた。
会話で分かった事は、私たちの住んでいた世界よりも、はるかに技術が遅れている事だった。例えば・・・テレビはブラウン管式、おまけに最近白黒からカラーになったなかりの・・・とにかく、この世界の技術が遅れていることが分かった。




