あべこべ小説の書き方
あべこべ小説の書き方
と、銘打ってみると「え、俺何様?」と思ってしまう部分も有ります。
ですがそこはもう「あべこべ侵攻委員会」の創設者にして自称あべこべ神(非十八禁)としては開き直って講座っぽい何かでもって書き手を増やしたろうじゃね~か増えたらいいな~皆書いてみなよ楽しいよ~と気合いを入れてここに書き記すことにします。
もう色んなものすっ飛ばしてシンプルにいきますね。
1 具体的に何があべこべか決める
例:美醜観 男女観
これ大事。両立はテクが要りますので初めての人はどちらか片方が良いでしょう。
2 世界観を決める
例:異世界ファンタジー風 現代風 SFなど
オススメはファンタジーです。何故かというと私が読みたいから。実際には書きたい世界観、読み慣れている世界観が一番です。
3 登場人物を決める
例:主人公の性別・出自 ヒロインや家族など
基本ですね。ここ大事。ただ、メインとなるキャラは少ない分にはやりよう有りますが序盤から多数出ると収拾つかなくなります。キャラ一杯出てきてもじっくりやらなきゃ作者以外覚えられないよ! 必要最低限、これ大事。
4 主人公の状況を決める
例:転生(記憶そのまま赤ん坊からスタート) 転移・迷子
転生も転移も前世の記憶の蘇りもそれぞれメリットデメリット有りますのでよくよく考えましょう。
例えば転生のメリットは一からスタートなので主人公の状況を説明しやすい、デメリットは本編に到るまでに読者を逃す可能性が有る。まとめ大事。転移の場合は通常の世界とのギャップの説明をテンポよくやらんとやっぱり読者逃す。でも成長描写が不要なのでその点では楽。
5 恋愛物なら性描写の上限を決める
要は入れるか入れないか。何をって? ナニをさ(ゲス顔)
入れる場合、他に重要なテーマがなきゃもうそれほぼクライマックスだから。
あと槍珍・槍漫になるかどうかも重要。そのあたり書きたければ素直にノクターンでどぞ。あっちじゃ需要滅茶苦茶有るから。
6 タイマンかハーレムか正妻側室か決める。
タイマン、つまり非ハーレムなら話は早い。喧嘩したりすれ違ったり仲直りしたりキャッキャウフフとそのあべこべ世界特有のイチャイチャをした上でキスして下でもキスしてアハンウフンブヒヒヒヒすればオールオッケー、ミッションコンプリートです。
ハーレム? 大奥? どうやって丸く収めるか、もしくは収めないかが見所なのでファイト! ヒロイン達やヒーロー達の関係性が有る意味見所でもある。下手すると主人公おいてけぼりだがそれも良い(確信)。
7 エンディングを決める
結局どうしたいのよ、と。このエンディングとは物語のラストだけを言っているのではありません。
書き手として「最低限何を書きたいのか」という事が重要なのです。過去のエッセイでも書きましたが「いやー俺モテモテで困っちゃうぜ~」を書いて満足ならそこまで書いてあとは更新停止でもそれはそれで良し。良いのです。読み手としては辛い物もあるでしょうけど我々書き手はそんなことまで気にしてたら書けません。完結目指すも目指さないも好きにしたら良いのです。じゃなきゃ完結まで書いてからじゃないと投稿出来ないじゃん。そんな制約つけたらなろうの小説ほとんどなくなるよ。商業だってかなりの割合無くなるよ。
ただ、書き手は読み手のために書くのではなく自分のために書くのが原点だから目的を達したなら、楽しんだならそれで良いのです。良いとしましょう。楽しんで書く、これが一番大事だと思いますよ。
そんな小説ばっかりじゃ読み手が困るじゃねぇか? 作者なら責任もって完結させろ?
世の中完結しない作品なんて腐るほどあるから良いのです。それは読み手の我が儘です。まだ金払って「え、打ち切りかよ!?」というのなら気持ちは解らないでも有りませんが、私は「取り敢えずでもあべこべ物を書いてみようと思う書き手」が増えれば後のことなんて知ったこっちゃ有りません。打ち切りの文句は出版社へ、更新停止の苦情はしないで次の小説探しましょう。
当方はとにもかくにも「あべこべ物を書こうと思う書き手さん」の増加を願い、歓迎しております。
書いてみると意外と楽しいと思いますよ?
というか皆もっとあべこべ書こうよ! ね!
あべこべ 価値観 逆転 美醜 とかこのあたりで書けば多分それなりに注目されると思います。
供給不足需要過多なのが小説家になろうにおけるあべこべジャンルだと思います。
ほら、チャンスだよ! あべこべ書いてみなよ!
まぁ私が読みたいだけなんですけどね。
あと下記に拙作あべこべ小説が御座います。
ご興味ある方は是非。