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『SEKAIの終わりに花束を』

作者: sin

満天の星空を見上げるたびに思い出す


あの日あの場所で君と出会わなければ


僕はこんなにも辛い思いはしないですんだの?


あの日あの場所で僕と出会わなければ


君はあれほど苦しまずにすんだの?


君が笑ってそばにいてくれるだけで僕は幸せだった


君の笑顔が僕を強くしてくれた


ただそばにいれたらいい君のそばにいれたら


でも気持ちは抑えきれず


駄目だとわかっていても君を好きになっていた


わかってたのに、辛い結末が待っている事など


全てを投げ捨てる勇気は僕にはなく


ただ君を悲しませるだけだった


僕は君の笑顔を望んでいただけなのに




時々僕は思う、世界が終わってしまえばいいと


この世の中が全て消えてリセットされてしまえばいいと


そうすれば何も悩まず、何も感じないですむのに


あの日二人で見た星空を僕は今でも覚えてます


君と肩を寄せて眺めたあの星空を僕は忘れません


月明かりの下、二人初めて交わした口づけ


君と過ごした時間、僕は果てしなく幸せだった


二人、何度もキスをした


別れ際いつも君が見せる寂しげな表情は


きっとその先の二人の未来を予感していたのかもね


もし神様がいるのであれば僕は願う


これから先訪れる君を悲しませる出来事を全て僕に下さいと


君の不幸は全て僕が背負うから


君はどうか幸せであってほしいと


それが君に対する僕の贖罪


自分のしてきた事に後悔はしてない




あの日あの場所で君と出逢えたから


僕はこんなにも幸せな気持ちになれた


あの日あの場所で僕と出逢った君は


僕と同じように幸せな気持ちだったのかな?


きっと僕はこの先もあの場所で君を探してしまうんだろ


もうそこに君はいない筈なのに


僕に向けた笑顔がそこになくても


満天の星空を見上げるたびに思い出す


二人過ごし楽しかった日々を


満天の星空の中ひときわ輝く星を見る度に思い出す


君のあのどこか寂しげな笑顔を




時々僕は思う、世界が終わってしまえばいいと


この世の中が全て消えてリセットされてしまえばいいと


だけど世界は終わらないから


世の中が消えてしまう事なんてないから


だったら僕の方が消えて無くなってしまえばいい


そうすれば楽になれる


だけど僕には結局そんな勇気はない


そんな勇気があればあの時君の手を離さなかった


どうか今の君は満面の笑みで笑っててほしい


それだけを今、心より思う


幸せをありがとう


大好きだよ


あなたに逢えて


本当に良かった




また


逢えるよね?




ばいばい。



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