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1漕ぎめ*目線

初めてですが、読んでいただけると嬉しいデス...。よろしくお願いします

「……えっと…………あのさぁ……俺と……付き合ってください!」



はいぃぃぃっ!?い………い…………今この人なんていったの?いきなりだよ、これは。


あっ!!!


「まさか、もしかして男子達の間でゲームしてて、(しん)は負けたから、×ゲーム!!っていうアレ?」

             一応聞いておいた。だって、もし、あたしの予想通りだったらかなり恥かくことになるし。 こんな風に告白されるのは14年平凡に生きてきたなかで初めてだ。                                    「本当に、本当に×ゲームとかで、言ってない?」

            どうにもならない笑いをしてしまう。すると慎は慌てて、さっきまで恥ずかしさで落としていた視線をこちらに向けなおした。視線はまっすぐにこちらを見据えていた。

            「違う。そんなんじゃない。」            ………本当なんだ…。

こんな、けっこう回りからモテてしまう人が、あたしのことを……。

                        そもそも、慎との出会いはクラスが一緒になったことから始まった。毎年恒例のクラス替えがあって、中学最後の年くらいあたしが一番信頼してる彩未(あみ)と同じクラスになりたかった...って、少しだけしょげてたとき。                    慎と目があった。              あたしの席より3mくらい離れた斜め前の席。

            それからは、一日に何回も何回も、言葉なしの会話をいっぱいしたよね。                   嬉しかった。   なかなかクラスに溶け込めない、こんなあたしを見ていてくれて。

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