#13 両戦車隊激突
「あたしがやった方が早えだろ!? さあ……行くぜ!」
風間先輩が、自車を駆って。
尚も、ひたすらに爆発の中を突き進んでいるわ!
「まったく、また無謀なやり方して! まあ、風間らしいね!」
利澤先輩、少し呆れた様子だけど。
「クリティカルスキル、鋼鉄鋭弾!」
「ま、待って鉱美! クリティカルスキル、投石投射。」
石見姉妹も。
尚も負けじと、風間先輩の方向めがけてミサイルを放って援護してるわ!
「Damn! こりゃ、中々当てづらいわ! 」
ええ、いい調子です風間先輩!
アメリカ勢は私たちの攻撃に、怯んでいるようですから!
「No problem captain! 私たちだって!」
「Yes!!」
だけど、アメリカ側も負けじとばかり。
「Critical skill、木目槍群!」
「Critical skill、雹群降雨弾!」
「Critical skill、虹霓弩弓!」
それぞれ、対戦車誘導弾使い ・多連装火箭使い・光線砲使いから攻撃を放つわ!
「ぐっ!? この、こりゃあ……かなりキチーな!」
それに晒された風間先輩は、苦痛に顔を歪めるわ。
「だけど、負けていられっかよ! クリティカルスキル、大嵐弾幕!」
とはいえ、風間先輩も。
自車である魔砲牽引二輪車の大砲から、風のエネルギー纏いし魔力弾を放つわ!
「風間! ……よおし、皆! あたしらも行くよ、これ以上風間ばっかにいい格好させてたら堪らないよ!」
「はい!!!」
「はーい♪」
利澤先輩も、それを見て私たちを促し。
「クリティカルスキル、豪雷撃投射砲!」
「クリティカルスキル、凍結砲華!」
「クリティカルスキル、鋼鉄鋭弾!」
「クリティカルスキル、投石投射。」
私たちも自車から、エネルギー弾やレーザー光線にミサイルを放ちながら前進して行くわ!
「よおっし、私も! クリティカル」
ま、待ちなさい火南香乃音!
あんたの攻撃は反動強すぎんだから、ここで前後不覚に攻撃したりしたら風間先輩や私たちまで巻き込んじゃうでしょ!
私はそう言って、火南香乃音を制したわ。
「ええ、私だけ攻撃しちゃダメなの? 嫌だ、私も楓華ちゃん助けたい!」
……はあ、まったく!
まあでもそうね、それは自然な流れだわ!
「分かったわよ……なら私との合体技で行くわよ!」
「はーい♪ やったー!」
そうね、私との合体技ならうまく行きそうだわ!
さあ……行くわよ火南香乃音!
「クリティカルスキル、凍結砲華!」
「クリティカルスキル、業火電磁砲!」
私が放った冷気攻撃により、火南香乃音の攻撃による熱暴走を抑えて。
それによって威力を抑えられた火南香乃音の火線が、アメリカ側めがけて炸裂するわ!
「Damn! くっ、これじゃ!」
「YES! た、体勢が崩れる!」
「よおっし、今だ! 上星学園第一戦車隊、突撃! 目標、スナイプダム学園第一戦車隊!」
「了解!!!」
「はーい♪」
それによって敵さんであるスナイプダム学園第一戦車隊は、大きく体勢を崩して。
それを好機とばかりに私たちは、自車で全速前進していくわ!
「何だよ皆! そんなにあたしに手柄取らせない気かよ?」
「ああ、その通りさ風間!」
「ええ、ここは私が手柄いただきます!」
「ち、ちょっと鉱美!」
先陣切っていた風間先輩に追いつかん勢いで、私たちも自車をぐんぐん進めていく!
さあ、そろそろ
「……クリティカルスキル、砂嵐紊乱者!」
……と、その時だったわ。
「す、砂嵐!?」
「ああ、これは……」
突如として、スナイプダム学園も上星学園も関係なく砂嵐が襲って来たわ!
そう、砂嵐。
――最近国を問わず、街を襲ってる魔砲戦車の集団がいるの! そいつらは砂嵐と共に現れて砂嵐と共に去っていく……
私が以前、火南香乃音に地下鉄道のことを説明した時の言葉よ。
そう、これは――
◆◇
「さあ……遅れるんじゃないわよシャドウ!」
「ああ、サンキューサンド! ……さあて。」
それは、もはや言うまでもなくってところかしら。
地下鉄道の一味である、二人の魔砲少女たちが。
ご丁寧にも私たちの戦場にまで、来てくれたみたいね。
「この前の借りは、何倍にして返してやろうか日本の魔砲少女共!」
シャドウ――この前私たちの街を襲った奴と。
砂嵐の力を持つ魔砲少女・サンド。
地下鉄道による、奇襲だったわ――




