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プロローグ ニイタカヤマノボレ

 今日から十二月が始まる。

 第一航空艦隊の旗艦「赤城」の艦橋から、太平洋を眺めていたわたし―南雲忠一は、伝令兵の声にハッと現実に引き戻された。

「伝令!本部より暗号電文です。」

「なんと?」

 かかとをそろえて敬礼する伝令兵にきく。伝令兵は、手に持っていた紙に目を走らせると、言った。

「ニイタカヤマノボレ一二〇八(ヒトフタマルハチ)。とのことです!」

(ニイタカヤマノボレ一二〇八・・・・・十二月八日に作戦を開始せよとの意味か・・・・)

 作戦とは、ハワイにあるアメリカ軍をたたくための作戦だ。連合艦隊長官山本五十六大将は、まず、真珠湾にあるアメリカ軍の基地を攻撃することにした。

 大日本帝国は、軍事力こそあるが、国全体ではアメリカに劣る。短期決戦で、こちらに有利なように講和に持ち込む作戦だ。「あらかじめ、外務省が宣戦布告してあるから思いっきりやってくれ」とのことだった。

 後ろに続く「翔鶴」、「瑞鶴」、「飛龍」、「加賀」など六隻の空母を見る。どれも、わが大日本帝国が誇る新鋭空母だ。艦載機も、大日本帝国が誇る零戦、少し旧式だが信頼性は抜群の九九艦爆、九七艦攻だ。この陣容ではやれると思う。しかも、あらかじめ地形が似ている錦江湾で訓練を重ねた。







 それぞれの前に燃料船ががつけられ、航行しながらホースを使って重油を補給される。

 真珠湾に向かって舵を切った。ほかの空母や周りを囲む三隻の巡洋艦や九隻の駆逐艦、戦艦「比叡」、「霧島」も続く。

 冬の海は波こそ激しいものの、天気は良く、太陽は頭上で輝いている。







 そして、とうとう十二月八日がやって来た。

「全軍出撃!」

 空母が風上に向けて最高速度で進む。

 ヴォオオオオオオオオオオオ

 飛行機がどんどん発艦していく。

(みんな、生きて帰れよ)

 御国のためとはいえ、できる限り生きて帰ってほしい。

 どれくらいの時間がたっただろうか。

「伝令!淵田中佐より打電。トラ、トラ、トラ!」

「・・・・・・『ワレ奇襲ニ成功セリ』か」

 わたしがつぶやいたとたん、全員の顔に歓喜の色が浮かぶ。

「いやったぁ!」

「アメ公に一泡吹かせたぞ!」

 攻撃を終えた飛行機が次々に帰投してくる。

「アメリカ太平洋艦隊、ほぼ殲滅しました!」

 伝令兵が駆け込んでくる。

 全機が帰投したところで、艦首を反対に向けて、本土に向かう。

 搭乗員の話では、少数の機体が出ただけで、迎撃機はほとんどなかったそうだ・・・・・・宣戦布告はしてあるのに、なぜだ?それに、アメリカの機動部隊を逃したのも気になる。空母赤城の艦上、わたしは沈んだ気持ちで、海を見ていた。


保信「保信とぉ!」

春音「春音とぉ!」

みやび「みやびのぉ!」

三人『次回予告~!!』

―♪守るもせむるも黒金の 浮かべる城ぞ頼みなる・・・・・・・

春音「さあ、始まりました『飛べ!僕らの零戦!~第二部 真珠湾ヲ訪問セヨ~。今回は、初の海外編です!」

―イエーイ!パチパチパチパチ(効果音の歓声と拍手)

保信「みやびのご両親の説得には苦労したよ。」

みやび「うちの親は厳しいですからねぇ。物心ついたころから『人間たる前に淑女たれ』と言われてきましたから。マナーもかなり厳しくしつけられましたよ。」

保信「しかも、剣術、柔術、槍術、戦闘向きの馬術も習わされて、免許皆伝なんだもんね。」

春音「すごいね。」

みやび「お二人に言われたくありません。」

 実は、春音は北辰一刀流剣術免許皆伝、その他拳銃、ライフル射撃、銃剣道、馬術。保信はそれに加えて槍術、弓術も会得しているのだ。(ちなみに、真夜中に滑走路わきに巻き藁を立て、それを軍刀で切ったり、銃剣で刺したり、南部式拳銃で撃ったりしている。)

みやび「お二人とわたしが本気出したら、人が何人死ぬか?っていう話を信さんと隼人さんがしてたの聞いたことがあります。」

春音「隼人さんは、わたしたちがいる限り零戦ミュージアムは『陸さんの部隊一個師団でも制圧できない』って言ってたもんね・・・・・・・」

三人(僕たち《わたしたち》・・・・いつの間にそんな人外のものみたいな扱いされるようになったのかな・・・・・)

春音「では、次回予告しましょう!」

保信「次回は、招待状が届く!?それでは皆さん」

三人『お楽しみに~!!』


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