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ちっちゃい略2攻略変(後)

セイトが生成し、投げた金色の槍がセイト達のいる地面に降り注いだ。

「おいおい!何だあれは!セイト!何だ!説明しろ!」

「ーーーーー」

黄泉が降り注ぐ槍の雨についてセイトに問い詰めるが反応はない。動揺する黄泉に対してティアとノイズは…

「うーん、ひとまずあの金の槍の雨を回避した方がよさそうだね~」

「そうね。でも、作り出した本人さんは大丈夫なのかしら?あれ魔術じゃないの?」

「あ~、冷静に考えるとあいつ死ぬな~。」

戦場の経験が多いはずの黄泉よりも動揺せず、いつも道理のんびりしていた。

「何でそんな反応なんだよ!お前達は!」

そんな反応のティア達にも黄泉も半ば切れ気味で食って掛かった。

「「そう言われても…ねぇ~?」」

「こんなのはいつもよ。セイトは急に「めんどくさい」だか何とか言って反応無くなって…暴走しだすのよ。」

「暴走…とは?」

「お~い、二人共~降って来るよ~」

「「…あ。」」

その瞬間、金色の槍が降った。

地面に当たると炸裂し、槍の回りにはクレーターができ、金の爆煙により見えない。それ一つ一つの威力は上級魔術並みか、それ以上だ。普通、一つのみなら魔術のシールドでの相殺覚悟の防御も可能だが無数に降り続いているため、不可能だ。相殺覚悟でシールドを張った瞬間に数でやられる。そんな存在の真下にいるティアと黄泉はズタズタにされ、肉片となっているはず…

だが、生憎ティアと黄泉は普通ではないため、無傷にてノイズの元に現れた。

「どうやったらあんな弾幕を無傷で~?」

「そんなの影で横から叩いてどっかに飛ばした。そこそこ大変だったわ。」

「私も鞘で横から殴ってどっかに飛ばした。というか何だ!ノイズ!お前だけ逃げよって!」

「いやいや~。ちゃんと黄泉達にも言ったよね~?降って来るよ~って~」

「遅いわっ!もっと早く言わんか!」

「え~?理不尽だよ~!」

「黄泉、ノイズそんな事よりもセイトはどうなった?分かるかしら?」

ノイズ達はティアの言葉に無言で頷くと各自まだ煙で見えないセイトをスキルで探知し始めた。

「こっちはまだ分からない。そっちはどうだ?」

「こっちもまだ煙が多すぎて聞こえないよ~」

「そう、こっちもまだ。うーん、こうなったら…風よ『トルネード』」

ティアが初級の風魔術を発動し、煙を吹き飛ばした。

「最初からそれやればよかったじゃないか。」

「魔術を多く使えるって良いね~」

「いちいちうるさい…っと見えた見えた~っと…あいつ何で…」

「あの弾幕真下で動かないで無傷とか…あいつのスキルはつくづく…」

「え~と、あのスキルを使って無傷っていうことはあの金の槍って魔術じゃなかったっていうことだよね~?でも物体生成術なんて…」

「「ありえない」」

そう、魔術で物体生成は『神の魔術』と言われ不可能。錬金術ですらできる者は悪魔の中でも少ない。セイトにはまず不可能。

「ん…ぉお!何だここってそうかー『ちっちゃい略2』を追ってここかー!まだ帰れないかー!あちゃー!」

セイトが何をしたのか、そしてどのように回避したのかをティア達が考えていると直立していたセイトがいつもの状態に戻ったようだ。

「おい!セイト!お前何をやったのか分かっているのか?」

「何なの!?さっきのは!?ねえ!なんなの?」

「あれって錬金術~?それとも物体生成~?何なの~?」

状態が戻ったセイトに問い詰め始めたティア達は各々の聞きたいことを聞き始めた。

「ちょい待て!ちょい待ってくれ!聞き取れんから!人間のショウトクタイシとか言う奴じゃないんだから!」

「「「は?誰?」」」

「…ググれ」

セイトはわかるだろうという軽い気持ちで「ググれ」と言ったのだが、言われた側のティアとノイズは「は?何言ってんだこいつ」という様子でセイトをみた。

「何それ、流行ると思ってるの?」

「う~ん、ググれって何語?」

「そうか…ここでは通じないんだった。やってしまった…ここは…界じゃなかったか…」

しかし、黄泉だけは目を見開き、驚いた様子でセイトに問いかけた。

「お前…なぜその言語を知っているんだ。」

「う、うん?何の話だ?」

セイトは黄泉の問いかけをはぐらかそううとしている。もちろん黄泉にはお見通しだ。故に黄泉は畳み掛ける。

「そうだな…セイトってようつべにうpしたことってある?」

「いや、無いけど…いきなりどうした?」

「そうか、ノイズとティアはどうだ?」

「どこの言葉?それ。」

「う~ん、それって死語?」

「これもか…くっそ…癖って直らないもんだな…」

セイトは墓穴を掘った。というかアホすぎる自爆をした。ノイズとティアが、ほぼすべてのこの世界の生物が聞いたことがない言葉をセイトは知っており、自白した。

「セイト…もう一度聞く。なぜその言葉を知っているんだ?」

セイトはさっきまでの軽々しい様子から一転、真面目な様子になり、話始めた。

「…そうだな、僕はここの世界とは違う世界から来た。」

「「は?」」

「セイト、まだ本題にはいってないだろう。」

ノイズの言葉を聞いたセイトはふたたび口を開いた。

「ああ、まだ言う事がある。僕は違う世界から来たと同時にこの世界を作った。伝説として語りつがれている「神」なんだ。」

「「は?」」

「まさかこんな近くに神様がいたとは驚いたよ。」

黄泉が今までの雰囲気を壊すようにセイトをちゃかした。

「…お前が言わせたんだろうが…というかお前も同類なんだろ?」

「ふはは、ばれていたか。あんな芝居しなくて良かったのか。ああ。私も「神」だ。」

「どうせ桜花さんも天使かなんかだろ?」

「まあな。」

「なによあんたら!」

今まで聞いたことのない会話を無言で聞きつづけていたティアのキャパシティの限界に達した。

「なんなの?ねえ、何を言っているの?説明をして。私とノイズにわかるように!」

「僕は『バグ』を無くす為にここに来た。」

次回で終わりとなります。ここまで読んで下さりありがとうございます。最後までぜひお付き合いください。

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