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ちっちゃい略2攻略変(中)

『ちっちゃい略2』と遭遇し、戦闘をしたセイト達、しかし決着はつかず『ちっちゃい略2』が床をぶち抜き、逃げ…戦略的撤退をした。残ったセイト、ノイズ、ティア、黄泉の、安定のグループは『ちっちゃい略2』に殺されていった仲間達の仇を討ちに行くのだった……みたいな展開を一度はやってみたかったセイト達はかなり興奮気味であった。


「何でこんなに大きい空洞があるんだ?」

「たしかに気になる。どうして地下なんかにこんな空間が…」

「暗い。ここら辺って燃やしていい?」

「やめといたほうがいいよ~。ティア~魔術詠唱しないで~。」

ここは人間軍の海上施設の『ちっちゃい略2』が床をぶち抜いて逃げた先の謎の地下空洞なんだけど、ねぇ、おかしいんだよね。大きさが、前に行った、元『50万トン戦艦』である現『戦艦スルト』の置いてあった場所と同じぐらいでかい空間になっている。

ただの石油系採掘もしているらしいのだが、石油貯蔵庫か?黄泉に聞いてみよう。

「黄泉」

「お?なんだ?」

「ここって石油貯蔵庫かなんかかな?」

「知らんな。でも、」

「でも?」

「「ここに魔力反応が濃い」」

「セイト、お前も感じていたか。この濃さはエグい。たぶんティアは軽く超えるぞ。」

やはり、この異様な感じは魔力反応のせいか。魔術反応は魔術を使用した後、魔術詠唱中に出てくる。

魔力反応はこの世界はどこでもあるのだが、魔力貯蔵量が大きい物の近くになるほど濃くなってくる。

ティアは魔力貯蔵量は僕と比べると圧倒的に大きい。ティアの種族である、もともと大きいアモンの平均貯蔵量をも軽々と超える。そんな奴と比べても軽く超えるというのは異質な場所だ。さらに、空気中の魔力が少ない人間の領地である。

何が出て来るかわからない。『ちっちゃい略2』も未だに見つかっていない。警戒しながら奥へ進んでいくと、音響魔術を使用していたノイズに何らかの反応があったようだ。

「なんだ~?この反応~?」

「ノイズ、何があったん?」

「この先に凸凹してる壁があるんだけど~…」

「なんだ?なんだ?何があるんだよ~?」

「ティア、そんなに興奮するな。思ってたより普通の壁だった時に立ち直れなくなるぞ。」

あー分かる分かる。それって他人には分からないけど恐ろしく「え、」ってなるからなー。まあ、そんなんにらないために低くく見積もっていると、ヤバイ書類を忘れた時とかに、

自分「すいません。書類を忘れてしまいました。」

上の人間「え?ああ、いいよ。次、気をつけて。」

自分「あ、はい。すいません。」

って感じでよかったーってなるからこの世界に期待はしちゃダメだなーってつくづく思うんだよなー。

「おーい、おーい。戻ってこーい。」

「あ、ああ。」

黄泉が僕の顔の前で手を振っていた。どうやらぼーっとしてたらしい。

「見えて来たけど…何あれ? だるいなー機械?次から次へと。」

「「「うわーすげー」」」

僕とノイズと黄泉がつい普通にすげーと思ってしまったのだが仕方ないと感じた。

外見は薄暗く、はっきりは見えないが、『名探偵コ〇ン』の映画に出てきた様なでかいパイプオルガンの3倍くらいの高さで横幅はちょっとした一軒家ぐらいで、黄色い液体に満たされた3×3メートルぐらいの水槽が一つ埋め込まれている。周りの機械は全部水槽用って言うのか?

「でかいなー」

「それな!」

「ティア、今回は期待してよかったな。」

「どうするんですか~?私の探索だとこれだけど~?」

これはいったいどうやって何に使う物なんだ?水槽のなかには何も入ってないしなー。

「なあ、あの水槽の中に何が入ってたんだろう?」

「たしかに気になるな。分かるか?ティア、ノイズ。」

黄泉が2人に聞くと、2人とも頭を横に振った。

「うーん…まあいいか。」

「まあ、そんな事よりも『ちっちゃい略2』を見つけないといけないな。ノイズ、本当に探索に引っ掛からないんだな?」

「そ~だね~引っ掛からないね~」

音系統の探知に引っ掛からない…しかしここにいるはずだ…だとすると…容器の中?

メタル〇アのス〇ークごっこか?

くっそ!


めんどくさい


「おい、何やってるんだ?セイト。」

セイトは無意識に歩いていく。

「どうしたの?いつにも増して変だぞ。セイトー」

皆の声を無視して大きな空間の中心に進んでいく。

「お~い。大丈夫~?セイト~?お~い」

そして、巨大なパイプオルガンのようなものを指さし、

「貫通せよ、乖離せよ、破壊せよ、浄化せよ、焼き払え『五雷聖槍ブリューナク』」

セイトが詠唱を終えるとセイトの手に先程ティアが発動した『ブリューナク・オルタ』の刃先が5つに増えた金色の槍が現れ、手に収まり、真上に投げた。

上に投げられた金色の槍は上がる途中で刃先が5つから、10、100、1000、とどんどん増えていき、セイト達のいる、下に向かい降ってきた。

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