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大いなる船出?

2話

今日もいつも通り黄泉に呼び出された。

「何なのよ、今日は。」

ティアが話を切り出した。

「今日はなんと!やっと完成した[超絶弩級戦艦スルト]で人間軍の海上施設を潰しにいくぞ!」

[超絶弩級戦艦スルト]とはおそらく人間軍の施設からかっぱらって来た[50万トン戦艦(仮)]を黄泉が無理やり改修させ、まともに使えるようにした物だろう。

「ちなみにスルトは本来飛ぶように設計されていた物なのだが「あ、これ無理っす。」と研究班に言われたから空を飛べない。」

こんなでかい戦艦が空を飛ぶとかありえないしいつ落ちるか分からないから乗りたくなかったけど、まあ、安全になったから良かった。と考えていると

黄泉が思い出したように言った

「そういえば戦艦スルトには面白い兵器が隠してあったぞ。」

なんか凄い笑顔なんだけど。怖いな。

「どんな兵器っすか?」

セイトがそう聞くと黄泉が「いい質問ですねー」といった感じの顔をしていたのだが、「使うまでのお楽しみだよ」と俗に言う[小悪魔]的にはぐらかされた。なんだよ 、可愛いじゃないか。

「おーいそこのアホとお偉いさん。もうメンテナンス終わったらしいぞー」

ティアが遠くからいつも通り喧嘩を売って来るが、黄泉は慣れた雰囲気でスルーする。

「ああ、わかった。すぐ行く!セイト、お前も行くんだからスルトに乗っておけよ。」

「うぃーす。」

黄泉はさすが司令官といった所だ研究班に的確に指示を飛ばしている。

やっぱりああゆうのって生まれつきのセンスなのかねー。いいなー。


海上にて

初航海で問題なく大海原を進んでいたのだが。

「ねえ、まだ問題の海上施設はまだなの〜?」

ノイズが長い長ーい航海に耐えかねたように疑問を口に出した。ノイズが文句を口に出したのは仕方ない。超絶弩級戦艦故にとてつもなくでかいしかし、暇つぶしになる物が無く、軍事的なものに興味のない奴にとってはクッソ暇ダワーwww

状態だろう。まあ、僕は軍事的な物に興味があるから暇を持て余していないけど。

「おい!ノイズ、セイト!もうそろそろ見えるから作戦会議するぞー!」

黄泉が艦橋の窓から身を乗り出し下にいる僕達を呼んだ。


会議室にて

「今回の作戦は今までの私(黄泉)、ティア、ノイズ、セイト、の4人以外の兵士も作戦に投入する。次に進んでいいかね?」

黄泉の問いかけにノイズ、ティア、僕は無言の返答をする。

「主な作戦の内容についてだが、今回は初めて実践する作戦だ。」

おいっ嘘だろ!黄泉が!こんなゴリ押し主義者が作戦を立てただと!?

僕だけでは無くほかのみんなも同じ事を考えていたらしく会議室に集められていた僕達とその他兵士達もざわめいていた。

「嘘だろ司令が作...戦...を!」

「なん...だと!」

「おでんパン食ってる暇何かない!」

様々な意見が飛んでいるが...なあ、こん中にゴッドをイーターするゲームのハンマー使いの少女がいるのか!?

「まあまあみんな、作戦を聞いてくれ」

みんな本気で聞こうとしている。

「本作戦はこうだ!」

珍しくパネルを使い説明するつもりらしい。 しかしなんか悪い予感が...

パネルの概要

------------------

| 第1フェイズ

| 一般兵の突入

| 第2フェイズ

|我々[司令官直属部隊]が突入

|

------------------

...うん、これさ結局ゴリ押しだよね!?

周りを見渡すとみんな「悪い予感が的中した」という顔をしている。

こんなの作戦って言えるのか?そしてこんなガバガバな作戦で敵の海上施設を潰せるのか?

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