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ロリコンとカルム

毎日更新しようと思っていたのに間に合わなかった……すみませんでした。

そして焦ってたので文字少ない。

サブタイトルは思いつかなかった。



 作戦会議は終わったのか女性陣がトイレからぞろぞろと出てきて着席する、既に注文された品はテーブルに並べられていうたのでまずは喉を潤し一言。


「あ、このお茶美味しい」


 どっか抜けてるとしか思えないカルムさん。まあ美味しいものを美味しいと言うのはいいが何やら話をつけてきたんじゃないのか?


「ガフっ」


 グラスにストロースタイルで俺も茶を啜る……悪くはないが茶を嗜む正確ではないので味などわからん。


「おやおや、器用に飲むのですね、もっと豪快に行かれるかと思いましたよ、オフ会の時のように」


 黙れロリコン、要らん情報をこれ以上広めるな。という視線を送ると「おっと失礼」だと……いつか噛み砕く。ちなみに豪快にとは恐らく一気飲みのことを言っているんだろうな……一時期飲み物はなんでも一気飲みなんてバカなこともしていたし。


「オフ会? ……レオ、オフ会したことあるの?」

『まあな、このゲームじゃ古参とか言われる部類だ、長い付き合いがあるやつとはな、と言ってもそこの変態三人とだけだ男ばかりで何とも言えなかった』


 黒歴史だな、魔王の事以上にあまり知られたくない事だ。この三人以外にもあったことあるやつはいるしそいつらも例外なくこの世界に来ているだろうが進んで会いたいとも思わない。


「そうなんだ」


 と、俺とリリが普段通り話していると周りはポカーンとしていた。


「リリ、アンタら言葉通じるの?」

「うん、主従念話だから私たちの間でしか通じないけど……さっきトイレで話したよね?」


 やはりカルムは間抜けらしい、他の女性陣はリリの言葉に頷いているがカルムだけ「え、そうだっけ?」という顔をしている……鳥頭か、鳥混じりのキメラな俺でも流石にその距離じゃ忘れることもないぞ。


「でもそれって不便じゃない? 念話はリリしか聞こえないんじゃ私たちが話出来ないじゃない」


 さも話す事が当然と言わんばかりだが別にこちらとしては話すこともない……いやあるか、魔王ダンジョンに行くのにメンバー集めしてるんだった、この変態どもは暇だろうから既に確定してるとしても、カル厶達はそうもいかないだろう。


「ふっふっふっ……ここは愛の超天使レレレノちゃんの出番ですね!」


 整体師が今ここで必要な局面だっただろうか? レレレノは他の誰よりも優れたるその胸部を誇張する。


「レノは何ができるっていうのよ」


 代表してカル厶が聞く、あんたも何ができるんだ本当に……。


「ふっふっふ、天使の固有アビリティ:思考共有ですよ、任意対象を選択して、その思考を共有するんです、一種の念話のようなものですが、考えてることがダダ漏れになるっていう欠点もあるのですがね」


 煩悩まみれた三人はちょっと無理じゃないかな、後カルムさんも何をやらかすのか。


「それじゃあいきますねー、アビリティ:思考共有発動! 対象選択……完了!」

『あーあー……念話と全く変わらないじゃないかこれ』


 と、俺の感想を述べてみたが全員が俺の顔を見る。……なんなんだよ。


『これは――――慣れるのに少々時間が掛かりますが、キチンと通じるようですね……それで対象者はここにいる全員という認識でよろしいんですね? レレレノさん』


 ロリコンは早速順応したのかレレレノに確認をとる、他のやつらはまだ口で話すのと念話の違いが分からず四苦八苦しているようだ……この様子だとロリコンもなんらかの念話手段があると見た。


『はいはーいこちらレレレノちゃんですよ、そうですねこちらとそちらとリリちゃんとレオちゃんですね』


 こちらも慣れた様子で返事するレレレノ、他の三人に使用したことがないのにこいつだけは慣れているってのも変な話だな。


『ちゃん付はやめろ……というかこれされてるとこっちの通常の念話が阻害されるな……』


 リリにだけ話しかけようとすると念話にすらならない、何か阻まれるというよりはもっと大きな力の流れに潰されるという感じだ。


『主従念話出来ないってこと?』


 リリは念話する際に割と身振り手振りするので分かりやすい、今も可愛らしく首をかしげている。


『うむ、こうか?』


 誰だこの渋い声は……。


『おや、初心者で一番乗りはホモさんですか』


 なんだと? さっきの渋くていい声はゴリラか……現実の声と全く違うな、俺やロリコンもだけど……となるとリリも声違うのか。


『あーあーあー、僕できてるかな』


 次はディーネか流石にモンスターに片足突っ込んでる種族は違うなー……となるとゴリラはなんなんだよ、適応力が高いのか。


『まーけてーたまるか!』


 ああ、この残念感、カルムだな……別に競争でもないのに。


『カルムさんできてますよ?』

『え! ほんと? やったー』


 ロリコンは見た目ロリじゃなくても精神的ロリでもイケると昔言っていたがもしかしたらこういう事かもしれない。カルムさんは見た目に反してかなり子供っぽいようだ、もしかしてこちらが素なのだろうか、あの連中を前に気を張っていただけという事か。


『ワタシも出来た?』


 続けてシダレも出来たようだが、こちらはわざとこのタイミングで出来たと言った感じだな、カルムのためにわざわざ遅れたってことか。


『あ、僕もできたよ』


 出来るの間違いだろう、ショータも余裕そうな様子からしてこいつもわざと遅く申告したな、見た目がお姉さんならなんだっていいというだけの事はある。

 割とこのメンバーって相性いいんじゃないだろうか、いつの間にか馴染んでしまっているし。


『さて全員が話せるようになったところで、本題と参りましょうかレオ様(・・・)……貴方の目的は魔王ダンジョンに挑むためにここに仲間を探しに来た、そういうことでいいんですよね?』

『知っていたか』

『流石に貴方が普段絶対に近寄りたくないはずのここに期待上あそこ以外に目的はないでしょう?』


 そりゃそうだ、流石元魔王軍大幹部殿……というわけでこいつはその昔俺が魔王でふざけてた頃の部下だ……と言ってもこいつら三人と後もう会うこともなさそうな四人だけだ、そして全員大幹部、幹部と平はいない。

 そういうわけで運営からアカウント削除を食らったのは当時首謀者とされていた俺だけで、他の連中は警告だけ済んだらしい……まあ、運営もそれなりに俺の悪ふざけを楽しんでいたそうだが、俺がやってたのがサブアカウントだとバレていたのでけじめとして俺は処分された訳だ。


『え? 魔王ダンジョンに行く気だったのリリ』


 カルムさんも流石にこれには驚いているようだ、そのぐらい凄まじい難易度のダンジョンなのだ――――と言ってもカルムさんだもんな。スゴさが分かりづらい……「あの強そうなカルムさんが!?」か「あの無知そうなカルムさんが!?」とでは大分印象が違う、彼女の名誉のために前者であるべきだと思っているが。


『あららー、まさかリリちゃん達もあそこ行くつもりだったなんて奇遇ですね、私たちも丁度行く予定だったんですよ』


 そういう驚きか。


『え、そうなの?』


 ダメだ、カルムさんはだめっこだった。


『カルムがこの間決めたんじゃん、僕の装備を揃えるのにあそこにあるのが必要だって言って』

『後ワタシの槍の強化素材も』

『私の大天使転生イベントもですよー』

『えっと……私は?』

『この間レア武器作るのにみんな手伝ったでしょ!?』


 女が集まると姦しい……これがそうなのか、ちょっとコントしてるようにしか見えないんだけど。

 ここでロリコンが二度手を叩き鳴らす。


『はいはい、静粛に……とりあえずあのダンジョンに挑むのであればここにいる全員で組むのが丁度いいと思います、と言いましてもレオ様を含めてもまだ九人……あそこは十人で挑まねば辛い場所です』


 そうだな、あと一人……出来れば治癒術師が欲しいところだ。


『そこで今現在私たちが一人匿っている女性が居るのですが……どうでしょう、一度我々の拠点に来てみませんか? 彼女を紹介したいのですが』


 この世界に来てからロリコン達は、非道な扱いを受ける女性を助けるために活動してきたらしく最近、ある男に奴隷のように扱われてきた女性を匿っているのだとか、そしてその彼女が治癒スキル持ちらしく丁度いいから説得するのに一緒に来て欲しい、要するにそういう事らしい。


 カルムさんたちは色々と思うところもあったようだが、ロリコンの真摯な対応にいくらか警戒を緩めていたこともあり俺達はロリコンの拠点へと向かうことになった。

明日は、一話だけ更新予定と一話から今までの深刻な誤字脱字の修正をしていこうかと思います。



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