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四十一話目

現在国からう受けている嫌がらせの禁止令。これのせいで計画が少々止まっている。

しかし、国へのコネなんか一切無い私。

今とりあえず一番頼りになるのはまだ私の心配をしてくれている法聖騎士団所属のエリーゼだ。

しかし、まだまだ新入りの友人だ。流石にどうこうできることは出来ないと。

どうすっかな~と悩んでいると、わぉビックリな大物が話しかけてきた。

法聖騎士団団長、契約者の頂点法聖の名を戴く女傑だ。

今噂の自分が気になるのか、自分の部屋でお茶でもいかがとなんとも女性らしいお誘いだ。

どう転ぶかわからないので一応アレイスも自己紹介をしてご一緒させてもらえることになった。

城内にある法聖騎士団の執務室という所に通された。

五騎士団はその契約者の力を用いて国の守護をその任としている。

国の各執務機関から要請があれば団員を派遣して任務をこなす。

中でもこの法聖騎士団はその扱う力の関係上、様々な要請がある。

所謂魔法、と呼ばれる力だ。法神マリアスから与えられる力で様々な現象を具現化する。

ほかの四神と違い、戦闘以外にもその力を発揮する。故に、法神契約者というだけでも結構重宝される。

法人でも戦闘以外の場面でかなり助かるそうだ。一チームに一人は欲しい人材という訳ですね~。

通された執務室には当然法神契約者しかいない。面白いのは…


鬼「……女多くね?」

オ「そうですね。何故かは分からないのですが法神契約者は女性の比率はかなり高いですね。

他の契約神はこんな事はないんですけど…」


鬼「やっぱりマリアスが女性がだからか?」

ア「多分な。しかしまさかここまで偏っているとは」

鬼「なんだ、姉さんは男嫌いか?」

ア「いや、そんな事はないはずなんだが…実際私は結構可愛がられたぞ?」

オ「どうかしましたか?何やらブツブツと相談されていましたが?」

ア「いや、気にしないでくれ。身内の話だ」


通された部屋の扉にはこの文字が刻まれていた。

「法聖騎士団団長室」

なるほど、これがこのおばさんの仕事場という訳か。


オ「どうぞ、お座りください。エリーゼさん、すいませんがお茶を入れてきてもらえませんか?」

エ「はい、分かりました」


エリーゼは部屋を出て、お茶を取りに行った。

さてこれで自分、団長、アレイスの三名がいる訳だが…


鬼「でだ、法聖騎士団団長の貴方が無契約者の自分に何の用でしょうか?」

オ「あら?貴方はその呼び名をとても嫌っていたのではなくて?」

鬼「…よくご存じで。それでいまからどんな話をしようと?」

オ「そうね、お互いを知るために世間話といきましょうか。

そちらの景気はどうですか?色々活動が活発にされているそうですが」

鬼「ぼちぼちですかね~。今は商品の生産に尽力してるって辺りかな」

オ「主に魔族の素材で作ってるそうですね。ただ、貴方の今まで狩った素材ですと…

結構価格が高くなるんじゃないですか?」

鬼「その辺は自分も懸念してる所でね。低魔族か通常金属での武器製作も考えてるんだが…」

オ「国の魔族界進入禁止令ですね。通常の素材の仕入れを考えるべきなのでは?

貴方の工房は資金面ではかなり余裕があるはずですよね」

鬼「仕入れに関しては通常方法は考えてないんでね。できれば自分で材料確保したいんだよな。

少しでも金がかからない方がいいじゃない」

オ「そうですか…」

エ「失礼します。お茶を持ってきました」


扉が開き、人数分のお茶をカートに置いてエリーゼが運んできた。

やれやれ、こういうお偉いさんとの会話は疲れるな。


オ「ありがとう、エリーゼさん」

鬼「じゃあこれ飲んだら行くわ」

オ「あら、もう少しのんびりしていったらいいじゃないですか。

帰ってもやる事ないんでしょう?」

鬼「それを言わんでくれって…そういえば、あんた知ってるか?自分の禁止令が今どうなっているのか?」

オ「禁止令は魔族課から出ているものだけど…今回のあなたへの禁止令はかなり強引なものよ。

嫌疑をかけるのであれば最初からかけるべきよ」

鬼「そうそれ!前に来た騎士団にも同じこと言ったんだけどもさ。

そこはやっぱりお役人だよ。上からの命令は無視できないってことさね」

オ「本来ならそこで禁止令は解かれるはずなんだけど…やっぱり嫌疑の晴らし方が問題になったのよ」

鬼「問題?何だよそれ?」

オ「貴方騎士団の一番大事な職務って知ってる?」

鬼「確かその契約者としての力を用いて国を守る、だったか」

オ「そう。騎士団という名前はそれだけの責任があるという事。

その団員が無契約者である貴方に負けたのよ。幾度も、幾度も。

そもそも禁止令が解かれるという事も無いはずよ」

鬼「え、マジ?」

ア「根本的な勘違いをしていたという訳か…禁止令を解く方法はあるのか?」

オ「…私達五聖騎士団も足並みが揃っているかと言われれば違います。

貴方を欲する所もあれば、危険分子とみなして排除を考えている所もあります」

鬼「マジかぁ…そうなるとここはどうなのかな?一応敵ではないという事でいいかな?」

オ「できれば国の為になればと考えてはいますけれども。これでいいですか?」

鬼「ふ~ん…じゃあもう行くわ。お茶御馳走さん。じゃあエリーゼ、またね」

オ「話が出来てよかったですわ」

エ「では団長、出口まで送ってきます」


しかし、禁止令が解けないとなると…結構やばいな。う~ん…何か手段を考えないといかんか。

そうなると…基本構想は変わらずやり方を変えていくしかないかな。

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