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一話目

鬼龍を見送り?主の居ない部屋に一人佇む神様。

部屋を見渡し、一枚の写真を手に取る。そこには家族でとった景色が映っている。

皆笑顔でまぁ、楽しそうな写真だ。


オ「こういう時代もあったのか…だからいいのだがね。あいつの魂は。

…送る事はしたぞ。後どう使うかはお前次第だ」


等々訳の分からない発言だけを残して部屋を、というか地球から消える神様と。

さてと、とりあえず神様は一旦おいときまして自分の現状報告を一つ。

神様曰く、自分には家族も用意されているらしい。

用意ってなんだよと思いながら意識が覚醒…

おお、確かに新しい家族がいるな。父親らしき男と母親らしき女性。

自分は母親に抱きかかえられてにこやかな笑顔を向けられている。

なんともはや、行きついた先は赤子の体らしい。

18から赤ん坊にってのはそれなりにきつい。精神状態も赤子にでもしてくれりゃいいのに…体は男と。

動きにくい体を動かし周りの状況を確認と。

…中を見た感じでは家電といった文明の匂いは全くしないね。

家具なども日本とは違うが、まぁそんなに突飛な物は無し。

ただ、この平和な家には若干似つかわしく無い物が一点。

玄関の横の壁に掛けてある二振りの剣。

この両親出て行くときには必ず腰に帯剣して出て行くんだもの。

外はそんなにおっかない所なのか?どういう世界なのよここは…




とまぁ、最初はかなりおっかなびっくりだったのだが今の状況はひどく平和だ。

現時点の年齢は15歳。今の所地球のようなポカはやっていなく、無事に生活を送っている。

この世界ヘルグオーネには人類共通の敵が存在している。魔族と呼ばれる存在だ。

姿かたちは様々で、種族として存在している者や一匹しか存在が確認されていない者も。

対抗手段としてこの世界にいる神様から力を貰うらしい。

剣神・エバークス、槍神・アレイクス、撃神・ホルホース、弓神・トリゲイ、法神・マリアス。

この世界で18歳になるとこの神様の誰かと契約がなされるらしい。

どの神様と契約できるかで扱う武器が決まってくる。

剣神は名の通り剣などの近接武器。槍神は槍などの中距離武器。撃神は所謂打撃系全般。

弓神は弓やボーガンなどの遠距離武器。最後の法神は魔法といった特殊な力を扱えるらしい。

法神が一番数が少なく後はそんなに数に上下は無いらしい。

この世界ではこの契約で人生が決まると言っていい。

この世界の人間の魂には形が有るらしい。その形に応じて契約できる神が違うそうだ。

契約したのちは魂の力を測るそうな。したから人、魔、鬼、龍、聖となるらしい。

エバークスと契約した場合、剣人、剣魔、剣鬼、剣龍、剣聖とランクが上がる。

そしてこの世界はこのランクで生活が一変してしまう。

今自分がいるのは人ランクが住む街だ。魔もそんなに変わらない。

ただし、鬼以上は待遇が全然違う。そもそも住める街が違うというからおかっない話だ。

この世界では18になるとこの契約の儀式を受けに行く。現在15歳。三年後かぁ…


?「おい、キリュウ、そろそろ行くぞ!」


そういえば一つ報告を。この世界の私の名前だ。キリュウといいます。

苗字はありません。この世界では苗字を持てるのは鬼以上の契約者がいる家だけです。

つまり、親が鬼でも子供が魔であった場合、親が死んだ時点で家を出され名前をはく奪されます。

こちらの方に引っ越し決定とあいなります。しかもこの契約は遺伝でないそうです。

人から聖が生まれた事もまたその逆もあると言います。いや~、儀式がおっかないですね~。

ここまで露骨に区別される世界というのも嫌なものだ。平等?なにそれ?みたいな感じですよ。


?「キリュウ、降りてらっしゃい!友達が待ってるわよ」

鬼「今行くよ!」


部屋を出て階段を下りて行くとしたのリビングには母親が家事をしている。

名前はフローラ。容姿は…平凡なんだろうな。

父親は人ランクで仕事は鍛冶職人。武器や防具の製作などをしている。

名前はダルド。この時間帯は少し離れた職人同士の工房に詰めて仕事の最中だ。


フ「今日はどこに行くの?」

鬼「いつものグシャの丘だよ」

フ「気を付けてね。祠は入っちゃだめよ」

鬼「分かってるって。じゃあ行ってきます」


扉を開けるとそこには二人の友人がいる。

ラリウスとイゴルだ。この街で一番仲良くしている二人だ。


ラ「今日は何する?もうエリーゼは丘に行ってるし」

鬼「そうさねぇ…行きゃなんかきまんじゃない?」

ラ「いつも通りじゃねぇか!イゴル、お前はなんかないのか?」

イ「僕は皆に従うよ」

ラ「それもいつも通りじゃんよ!もうちょっとなんか変化着けろよ」

鬼「はいはい、人間はそう変わらないっての。行こうか、人待たせるのは好きじゃないし」


ラリウスは不変というのを嫌う傾向がある。自分が成長していないように感じるそうだ。

おかげでこっちはいつも引っ張りまわされる。

イゴルは周りとの協調性というのいつも考えている。皆と同じというのに安心感を覚えるみたい。

まぁ、年齢が下だもんだから少しやりにくさはあるがそれなりに楽しくやっている。

下らない遊びに下らない会話。久しく忘れていた日常だ。

いつもの道を進み、着いた先は街から少し離れた丘だ。

そこからはこの国がよく見渡せる。五神を守護神とする国アクアビス。

国の形は円形で自分たちの住む人魔ランクは円の一番外側。

そこから円の中心に進むにつれて鬼、龍となっていく。

聖ランクの街が無いのは街を作れるほど数がいないという事。

それぞれの神に2,3人いるくらいらしい。

ただし、国の政府機関に働くものは神との契約とは別に住む場所が与えられる。

故に、契約ランクの低い物は役人になろうとするのだがこれはこれでまた難しい。

なにせコネやら金やらでなんとなる部分も多くこの二点が無い物が上に行くのもかなり難しい。

中心部に住めるような役職の人間は親が高位契約者だったりそれなりの資産がある等々…

まぁ、生まれ持った才能差は中々埋められないと言ったところか。


エ「遅いよ、皆。何してたのさ」

鬼「すまんね、少々出遅れた」


丘に待っていたのは数少ない異性の友人エリーゼだ。

結構勝ち気な性格で男の友人も多い様で。


ラ「さてと、何する?」

エ「今日は体動かしたいし…山で狩りでもしようか」

鬼「狩りか…自分賛成でありやす」

イ「僕も~」

ラ「じゃ行きますか、各々散開!」


ラリウスの掛け声でそれぞれが思い思い方向に散っていく。

狩りといっても命を取るわけではない。小動物なんかを捕まえて誰が一番大きいかを競う遊びだ。

一位は大体ラリウスかエリーゼだ。最下位をイゴルと自分が競うような感じだ。

どうにも動物は苦手だし、一位になんなくてもいいかなって。

それから数時間後各々の獲物を手に取り皆はグシャの丘へ戻っていた。

一位は今回はラリウスだ。見た目は地球のきつねに似ているテミオという動物だ。

二位はエリーゼ。同じテミオだがラリウスの方がデカい。

自分とイゴルは獲物無しだ。お互いの顔を見ながら苦笑いだ。


ラ「うっし!今回は俺の勝ち!」

エ「あ~もう!テミオ捕まえた時は勝ったと思ったのに!」

ラ「それにしても二人は情けないぞ!一匹位なんか居ただろうに」

鬼「動物苦手~」

イ「動物可哀想~」

ラ「全く…まぁいいか。さて二匹とも逃がそう」

エ「そうね、ありがとうね。楽しかったわ」


話してやると二匹は丘を駆けあがり、丘の上の方にある祠に駆け込んでいった。

母親に言われた入るなと言われた祠があれだ。

昔からここら辺の人間は誰もあそこには近づこうとしない。

丘自体は遊び場でよく来るが、皆が言うんだ。あそこには入るなと。


鬼「あ~らら、祠に入っちゃった」

ラ「…なんであそこには入っちゃダメなんだろうな。理由は誰も知らないのに」

イ「中に魔族でも入ってるのかな?封印されているとか」

エ「封印する理由が無いじゃない。こんな遊び場で」

鬼「触らぬ神に祟りなし。余計な事はしないでおこうや」

ラ「お前は時折訳の分かんない言葉を使うな。どこの言葉だよ」

鬼「まぁまぁ、いいじゃないの。さて帰ろうか。もうだいぶ時間もたったし」


下らないに毎日を送れる幸せをかみしめながらここでの生活を楽しんでいる。

地球での生活を教訓にしてここでは大人しく暮らそう。

儀式か…何と契約するんだろう?

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