まだ、その時ではない
社会で疲弊した精神をまだ癒やしている途中
私は今
光輝く闇の世界を徘徊している
私は今
眩しく光る暗黒の世界を徘徊している
私は今
まばゆいばかりの漆黒の世界を徘徊している
肉体は
世界の中で
光を浴びて
草木が光合成をするかの如く
水面がキラキラと輝くが如く
雨後に虹が煌めくが如く
呼吸を続けているが
心は 精神は
闇の世界をただ闇雲に徘徊し
暗黒の霧の中で放浪し
漆黒の塊の中に閉じ込められている
此処に残るは我が能力
此処から出るのも我が能力
今私は
殻の中から
世界を傍観している
いつか
羽ばたける
時を待ちながら
タイミングを見極めて飛び立たねば、また墜落するかもしれないから。