表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モバイルオーダー革命 ― 町の時間を取り戻す ―  作者: とむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/14

祭りの本番

一年ぶりの商店街祭り。

春木たちは、かつての“行列”と正面から向き合う。


朝から提灯が吊られ、通りは久々に賑わっていた。

屋台の煙、子どもの笑い声、太鼓の音。

だが春木は緊張していた。


「予約、今日だけで三百件です」

アミナの声が震える。

「大丈夫。仕組みは支えてくれる。俺たちは流れを見守ろう」


川嶋の喫茶店も大忙しだ。

「アミナ、音が鳴ったら、順番に呼んで!」

「はい!」


ピー、ピロン、ピロン――。

通り中に柔らかな音が響き、客が流れるように動く。


坂本が笑う。

「行列が動いてる! でも誰も並んでない!」


午後、急な雨が降り出した。

それでも、誰も慌てない。

端末の光が小さな灯のように並び、屋台の中で笑い声が絶えなかった。


祭りが終わるころ、川嶋がコーヒーを差し出す。

「よくやったわね。……ほら、冷める前に」

春木は受け取り、静かに息をついた。

「やっと、“待たない町”が始まった気がします」


【作者より】

一年越しの祭り。

かつて“混雑”だった時間が、“笑顔”に変わりました。

▶「町の時間」につづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ