表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

01

彼女との出会いから今に至るまでを絵本にしてプロポーズのときに渡そうと思いストーリーを試しに書いてみてますので生暖かい目で見てもらえると嬉しいです。

初めての投稿なのでいたらないところばかりですがアドバイス等あればご教授お願いします。


 お姫様は泣いていました。


 部屋にこもり、両手で顔を覆い涙を止めようとしましたが大きな悲しみから涙は止まらず手の隙間からぽろぽろとこぼれ落ちていきました。


 その涙は床に静かなシミを作りながら、お姫様の心の重さを語っているようでした。


 なぜお姫様は泣いていたのでしょうか。




 お姫様は王子様のことが好きでした。


 王子様もお姫様のことが好きでした。


 ふたりは仲が良く幸せな時間を過ごしていました。


 しかし、しばらくたつとだんだんと王子様と過ごす時間が減っていきました。


 お姫様は少し寂しく思いましたが今は忙しいのかなと思い我慢していました。


 そのぶん会えた時にたくさん幸せを噛み締めようとお姫様は前向きに考えました。


 しかし、日々が過ぎて行くほどに王子様と会う時間は減っていったのです。


 不思議に思いお姫様は初めて王子様に会いに行きました。


 王子様の部屋の前まで行くと何やら話声が聞こえました。


 部屋からは王子様と知らない女の子の声が聞こえたのです。


 王子様の心は、少しずつお姫様から離れてしまっていたのです。


 けれど、お姫様はそのことを知りたくはありませんでした。



 お姫様は王子様が大好きでした。

女の子を好きになってしまったとしても、

今まで過ごしてきた幸せな日々はたしかにあったのだと、

自分に言い聞かせました。


 けれど、お姫様の目には涙があふれてきました。


 だれにも見られないよう、静かに自分の部屋に戻り、泣き続けました。


 心はぎゅっとつかまれたように苦しくなり、

泣き止もうと楽しいことを思い出そうとすれば、

王子様との幸せだったころの思い出がよぎり、

さらに悲しさはふくらみつづけました。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ