表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オオバケ!   作者: 羽兎
第二章〜真影〜
28/47

猪狩弘、裁判開始の巻

蛇足が多くてキャラ不足


───三階です


 舞台は崖の孤城から、本部の西に位置する『総司令塔』へと移る。

 司令塔のエレベーターの扉が開くと、中から押し出る程の人が湧き出して来た。中には猪狩と満も混じっている。


「怖がらないで。上はちょっと……怖いから」

 

 満が震えながらそう話す。2人は誰もいない中央広間を通り、『第一裁判所』と書かれた看板表記に従う。


「……誰もいないですね」


 猪狩の審議に関わるのはAF総員。満からそう伺ったにも関わらず、裁判所手前に人影が見えない。


「みんな……もう着いているのかも…………あ」


 満の腕時計を傍から覗く。


───7時5分。


「しまった……忘れてた。走るよ」


「えっ!?」


───既に5分遅れ。二人は全速力で法廷へと向かい始めた。


「……ダメ。絶対終わった」


「……んな事言わないで下さいよ」


 裁判所までは案外遠かった。体力の無い2人は息切れし始め、走るスピードが落ちて来た。


「ハァ……もう無理!!」


「どっ……どうするんですか!!」


「急ぐしか……無いね。はぁ……」


「上って……そんなに怖いのかよ!?」


 普段の落ち着きを忘れる満は、猪狩の不安を尚更掻き立てた。


「ハァ……ハァ……あそこですかぁ!?」


「………」

 

 声も出せない程走り終えた満のだろうか、満が小さく頷く。


「ふぅ……着い……たのか?」


「…………!」


 満は静かに頷き、猪狩の方を見つめる。ハンドシグナルで何かを伝えている。


(左……人……? 注目……? 訳わかんね……)


 彼女は恐る恐る扉を開け、猪狩は後に付いて中に入って行く。


「……おs」


「遅れて申し訳ありませんでしたっ!」


 議長らしき人のお叱りの前に、声の出せない満に代わって猪狩が頭を下げた。


(…………)


 猪狩に向かって瞬きを瞬時に39回、目でサインを送った。


「……もう良い! 理由は問わん……!」


 猪狩に圧迫されたのか、議員の一人が冷静を取り戻してそう唱えた。



「被告と証人が揃った。これより、猪狩弘の本人証明と、居住権獲得の審議を執り行う!」


───第一裁判所。全構成員と上層部を収容できるその面積は、およそ国会議事堂が一個分。

 猪狩は広い法廷の中央に立ち、証人の満は、少し離れて立っている。


(裁判員……男3人、女3人か……)


 議員の人数を数えて視線を右に逸らす。最前列に零細達の班員が座っている。


(アイツら先に来てたのか……?)


「証人。何か?」


 裁判長らしき男が満の方を見ながら、低い声で唱えた。振り返ると、例のサインで何かを伝えたがっている。


「…………?」


「……すみません。誰か、紙とペンを貸してやって下さい」


 猪狩が咄嗟に対応する。門番が満にメモ帳とペンを渡した。



ー証人交代を要求しますー


 声が出せない為か、満は満は証人席から立ち離れた。


「えっ? ちょっと待っt……」


「証人交代、承知した。では猪狩弘、貴様の望む者を指名しろ」


 猪狩の言葉を遮って裁判長が命令した。猪狩は未だ戸惑っている。


「いや、だから……」


「何? ではこちらから指名するz……」


「待って! 待ってください!」


 今度は猪狩が裁判長の発言を遮る。猪狩は自身の右に顔と手を向けて指名した。



「零細……零細義隆を指名します!」

 


 


 






気づけば27話。早いですねー。


走馬灯から始まりもう30話。内容は結構ですね。いや結構すぎるかもしれません(伝われ〜)


後3話位で二章終なので、何か名言作りたいです。迷言ばっかなので……。


それではまた次回、お会いしましょう♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ