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オオバケ!   作者: 羽兎
第二章〜真影〜
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入口を探せの巻

南の星に全てをあげよう

───藤港

 

 本部を控える一同は、地震によって壊された藤港を訪れていた。船は津波で陸に上がり、街の建物は津波に流されてしまい、見当たらない。


 辺り一面、一同の膝辺りまで泥水で埋もれている。


「……今何時?」


 本部への目印が消えている。もう1時間探している有様だ。


「そうね、大体……3時」


「もう1時間半このまんまじゃん! まだなの?」


 目印に頼らなければ本部には辿り着けない。それもその筈、入り口は毎度変わる為である。今や津波に流され、何が何やら分からない状況だ。



「おーい! もしかして……零細!?」


 佐野に似た声が一同の背後から聞こえた。零細の同期、鷹星(たかぼし)が走って向かって来ている。


「鷹星か! お前も迷ってるのか?」


「ああ……逸れちまって……」


 場所を散策している最中置いていかれたらしい。多分トロいからだろう、零細は思っていた。


「なあ……ここだったよな?」


「ええ……確かにここのはず……」


───但し、入口の変化には周期性がある。一同は鷹星の案内で、目星となる場所まで来ていた。


「あれじゃないのか?」


 一同が戸愚呂の言った場所を振り向く。見覚えのある裏路地が確かに見える。


「よかった……ここは崩れてなかったね」


「そりゃ本部に近いから」


 本部への入り口に近ければ近いほど、周囲に本部の影響が反映される。堅いガードで覆われている本部の周りは、必然的に強化されてしまうのだ。


「前々から思ってたけど……これってバレないの?」


「緊急時以外はこんなオーラでないだろ……」


 本部への道が分からない時は、防衛フィルタを緩め多少のオーラを出している。本部への道が班員に()()分かるような仕組みになっているのだ。

 

「お邪魔しまーす……で、あってるっけ?」


「どうでもいいんだが……浸水が酷いな」


 水浸しになったボロ屋に侵入する。一見すると空いた"一軒家"。ここに仕掛けがあるのだ。


「あった」


 満が指差した場所は、埃だらけの古びた暖炉。暖炉の横に小さな紋章がある。


「じゃあ俺から行きますか!」


 鷹星はそう唱えると、戸愚呂に火をつけるよう合図を送った。


(四次元ポケットかよ……)


 持ち併せたライターで火を付けると、暖炉が鷹星丸ごと燃焼し始めた。


……ヒュッ!


 服の袖に火の粉が触れた瞬間、鷹星はその身をくらました。暖炉には絶えず火が燃えたぎっている。


「毎回、これ怖いのよね〜」


「……アイツなんで先に行ったんだろ」


「彼、一番が好きだからね」


 火に燃焼効果はなく、『熱い』と言う感覚は無くなる。目前の全員が姿を消すと、自動的に火は消える。


(なぜ俺が一番前に……)


 戸愚呂を先頭に、全員が次々と火に飛び込む。



───本部


「お! もう着いたか」


 AF総合班員棟、居住区画。各班室は一階にあり、オフィス作りになっている。


「久々に来るわね……えーと、事務所はどこかしら?」


「……ここだ」


 目の前にはやや大きな部屋が一室。中では省吾と猪狩が何かを話し合っている。


「ま、とにかく到着!」


「さあ! 中に入りましょう!」


 鷹星が高らかに指揮を取る。


(お前は違うだろうが鷹星……!)



───全員帰還、作戦終了。



所々ネタぶち込みまくりですが気にせずに……

次回からはもっと酷くなります!


僕はもう眠いから寝ます


それではまた次回お会いしましょう♪

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