夢の楽園VHGCの巻
〜懐かしの登場人物〜
菜々風明、1985年7月7日生まれ。
身長173cm、体重59kg。小柄。
鹿野文昭の従兄弟(弟)。
猪狩、零細と合わせて半キレ者三人組。
一応鹿野と猪狩剛を尊敬。口が異常に悪い。
元鹿野暴走族族員。ヤクの常習犯。
趣味は古い雑誌収集。
一ノ瀬祐悟に首を切断され死亡。
2022年11月11日(同窓会の日)死去。
───藤港風吹山口
「……満ちゃんと戸愚呂ちゃん、来たよ!」
「遅かったね。2人共……って、え!?」
猪狩の到着と同刻。集合場所には四人が集まった。満と戸愚呂は本来、本部直行の予定である。
「どうしたの〜?」
自身の作戦のみを視野に入れる藤峰が問いかける。
「俺は……」
「見てたから知ってる。戸愚呂さんはともかく……何で羽外山さんまで?」
「私は零細に頼まれて、あんた達の罠の処理を……」
予定では零細の仕事のはず。事前に彼に頼まれた満は、罠に掛かった二人の敵を片付けて来たのだ。
「満ちゃん……断んなきゃダメよ?」
「…………それで、零細はどこか知らない?」
零細が頼んだ理由も聞かず、満は彼の要件を飲んだのだった。
「…………そう言えば、来てないね?」
「集合時間から15分……そろそろ行くか」
戸愚呂が先に出発しようとした直後、皆の背後から声が聞こえた。
「待て! 俺はココだ!」
零細が歩いてこちらに近づいて来た。様子からして無傷である。
「良かった……! みんな無事で……」
「……零細、遅い。なんかあったの?」
険しい表情で満が問いかける。零細は笑みを浮かべながら答えた。
「……色々と後始末を、ね」
「まぁいい……後で詳しく聞こう」
『詳しく聞こう』。戸愚呂は執着的なので、些細なことでも1時間は要する。零細は迷いながら首を縦に振った。
「とりあえず全員無事だね! じゃあ行くか!」
山を越えて反対側まで来た一同。藤港まで後3km弱まで迫っている。
───AF本部裏口
(何だよココ……!! すごい……それしか言葉が見つからない!)
AF本部、またの名を『真影保持者総合機関(ビジョンホリガーグローバルカンパニー)』。
各国からの真影保持者を『保護、育成』する機関である。内装は各々の真影を活かしており、SFファンの猪狩にすれば、夢の様な楽園である。
何より猪狩は、『部屋』とは思えない異様な広さに驚いた。
「ココはですね、外からは見る事ができません。いや、最早こんな場所自体存在しないんです」
「…………? どう言うことですか?」
「ここもまた、真影によって創られた場所。存在しない、『架空の場所』なんです……」
(よく映画であるあれか……)
猪狩の様子が段々と可笑しくなる。彼は好奇心が抑えきれていないのだ。
「えっと……それでどう言う所なんですか?」
「ええ……ただ単に『保護して育成する場所』だけでなく、今ここにいるAF含め総員8000名が皆過ごせる様に、数多くの客室や食堂、温泉、店舗、何とモノレールまで走っているんです!」
(興味あるとこだけハキハキ喋るな、この人……)
「わ、私こういうの大好きで……その……」
「大丈夫です! 俺もですから!」
2人は目を輝かせながら、何やら"事務所"とやらの所へと向かって行った。
(にしても……スゲェなここ。夢みたいだぜ!)
「あの……どのくらい広いんですかここ?」
「大体……今は東京ドーム245個分位の広さはありますかね。時と場合ですが……」
(ほぼディ○ニーじゃねぇかよ!!)
「にしても……夢みたいだぜ! ここに住むの!」
これから住む憧れの世界に猪狩はワクワクがすぎなかった。
「あ、いえ! 住むと決まった訳では無いですよ?」
「……え!?」
本部編、始動。
と言う事で、本部だけに大本編スタートです。
スタートまでに30話くらい賭けました(かけました)
まぁ面白いからなんでもいいや!
それではまた次回お会いしましょう♪




