単細胞野郎の巻
戸愚呂影、28歳。
身長175cm、体重60kg。やや小柄。
一人称は『俺』。呼称はは一掃して「戸愚呂」
いつも黒いマスクのようなものを付けている。
顔は整っている。自信はない。
年齢の割に老けて見える所がコンプレックス。
側から見ると冬香と仲がいい。本人はそう思っていないし想ってもいない。
趣味はフィギュア収集(特にアメコミ物)
表向きの職業は医者。よって医学知識は多少あり。
A.F18班班員。
真影は『陰の使者』
・自分を含んだ陰の中に居る場合、如何なる生物でも操ることができる。
・自分と入れ替わることも出来る。上記ゆえに近距離戦
・実践向けではないため、常に銃器や刃物、護衛服など、の防具を持ち歩いている。
それでは本編どうぞ!
「見つけたぞ」
男の能力切れまでおよそ9分50秒。遂男が姿を現した。
「残念だったな……尾上」
尾上が追う一人がフードを取る。中からかおをみせたのは戸愚呂。
「俺は猪狩じゃない」
「誰だお前!? ……!?」
「憑───────」
─────ザァァァァァァァ………
戸愚呂が男に憑依しようとした時、二人の後ろから津波が押し寄せて来た。
「どこだ……!? 出て来い!」
流れ着いた先は旧風吹山トンネルの入り口。元いた場所から約200m離れた、数年前の豪雨で中が塞がれているトンネルである。
「…………!?」
津波で浸水したトンネルの地面に当然足は付くはずなく、辺りは暗く先が見えない。それもそのはず、尾上は非常通路に入ってしまい、外の光が入らないのだ。
「どこだ!? どこから来る……!?」
暗闇に潜む戸愚呂の気配を、尾上は既に感じ取っていた。物音一つしないトンネルに尾上の声が轟く。
「まさか…………外? 前が……」
───その頃、トンネル外
(……阿保。俺がまともに戦うと思ったか?)
戸愚呂も同じく津波に流されていた。しかし尾上への迎撃の為、天井の非常通路で隙を窺っている。
「ハマったな….…俺の策に」
(単純な襲撃、端的な性格と言え……呆れた奴だ)
「どこだ……? 声が!?」
戸愚呂の呟きが声が漏れ聞こえた尾上は、すかさず身を構える。
「取り敢えず塞ぐぞ」
わざと尾上に聞こえる様に言った戸愚呂は、自身の傍に目をやる。トンネル工事用のダイナマイトが十数本、古い木箱に入っている。
「……濡れてないな……よし」
ダイナマイトを触り確認しながら、非常用バッグからライターを取り出し点火する。
「コノヤロォ!!! 見えたぜ……今!」
ほんの一瞬、火の灯りで辺りが明るくなる。尾上が光の方へと向かって泳いて来る。
「来たな、尾上」
「……よくも!」
戸愚呂が持つダイナマイトの束を見て尾上は叫んだ。点火口へと火が迫る。戸愚呂は勢いよく、尾上の真上へソレを投げた。
「後少しだったな」
戸愚呂は拳を真上にして天井を突き破る。地面へ五回足を踏み込み、彼は開けた穴へと飛んでいった。
「…………!!!」
…………バァンッ!!
その瞬間、辺りが白い光に包まれた。1mの差もない程、尾上の頭上でソレは爆発した。
ガララララララ……
「……出口、見えたぞ!」
天井が崩壊し始める。急ぐ尾上の前を、突然白い光が散らす。導線が切れて、壊れた蛍光灯が落ちて来る。
───ビリッ!
「………………!!? ……!!」
尾上が気づく間も無く、水面に電流が走る。あまりの衝撃で尾上は言葉も出せない。
────ブォォォォ…………
一方の戸愚呂は爆発の逆風に乗りながら、破いた天井の穴を一直線に昇っていた。
「奴は…………」
──────ドォーンッッ!!!
爆音の煙と共に斜め下から誰かが飛んで来る。トンネルは戸愚呂が空けた穴と、もう一つ別の穴がある。
「….……舐めるなぁ…………A.Fさん……よぉ?」
───尾上シャットダウンまで、後1分30秒。
水に濡れているはずなのに何でライターが付くのか。
そう思ったそこのあなた!大丈夫です。
・真影は物に付与することも出来る
今言えるのはそれだけです。
まだまだ謎の多い真影。これからも描いていきます!
それではまた次回お会いしましょう!




