猪狩弘連行作戦ー前編ーの巻
零細義隆、40歳。1985年12月9日生まれ。
40歳とは思えないほどの若さ。イケメン。
身長175cm、体重52kg。まだまだ全盛期。
とても優しい。親しみやすい。でも怒ると怖い。
友達は多い方。頭は良い。
実は結婚している(駆け落ち)。よって猪狩は知らない。
子供は居ない。すでに離婚。
趣味は一人旅。表向きの職業は会社員。
A.F18班のサブリーダー(ほぼリーダー)。
真影は「保護防衛」
・半径100m以内で操れる、その中にある全ての物体を半透明にする能力。
・半透明という事で、外からは見える。必ず自分は保護防衛の中に居ないといけない。
・ただし、自分を中心として保護防衛を張っているわけではない。保護防衛は移動可能であり、固定も可能。
・移動時は自分も動かなければならない。
・固定時は保護防衛内なら自分は移動可能。つまり最大で半径100m以内の範囲(移動すれば別)で移動可能。
それでは本編どうぞ!
……ってあれ? 零細の名前って清登の筈じゃ….…
───5分ほど経った。
何事も無く、もう3kmは氷の上を進み続けている。
「いくら何でも順調」
何者かが追って来る背後を警戒しながら戸愚呂がそう言う。
「かと言って油断は禁物よ〜?」
「あぁ……分かってる」
「そう。私の結界も、何かに反応してる」
満が指す『後ろから追う人物』は、一向に行動に出て来ない。
「後15km、何もなければ……」
零細が言ったその時だ。満の結界が赤に変化し始め、零細と東雲が同時に振り返った。しかし、そこには誰もいない。
「後ろ、来るぞ……!」
常に警戒していた戸愚呂もその存在に気づかず、遅れて後ろを見た3人も正体を確認できなかった。
「……何か見えるのか?」
先程から、どこか一点だけを見つめる東雲に戸愚呂は促した。
「あれが見えないんですか!? 左上!」
東雲が指差した左奥のほうを見つめる。やはり、猪狩には何も見えない。
「雁野! スピード上げろ!」
零細には姿が見えたらしく焦っている。
「まさかアイツ……実体型!?」
満も、ソレらしきものが結界に触れた途端、分析を開始した。
「間違いない……人型の真影! 厄介」
満の結界がより一層赤に変化し始める。時速60kmのスピードについて来ている。
「翼と実体……もう一つは何だ!?」
────真影は自身の真影を含め、他者から譲り受けた真影を一度に3つ持つ事ができる。
───────ただし、効果は10分と持たない。
10分経つと効果は薄れ、しばらくの間自身の真影も使えなくなる。要するに、短時間で決着をつけなければならない。
「クリスタル・スノウ"硬"!」
猪狩達の周りが氷で塞がる。その上から零細がバリアを張った。
「いいのか? 前見えないぞ?
「私の結界で分かる。今男は真上にいる」
(真上……? 一体何する気だ?)
「狂気凶器"鋭"」
猪狩達の頭上で誰かがそう唱えた。氷のドームの上からコンッ、と言う音が聞こえる。
ギュイィィィン!
刃物の様なものが徐々に回転し、真下の猪狩達に近づいて来る。ここまで経ったの2秒。
「針……? アイツ、気配消して一瞬の内に!?」
男の第3の真影……身体を鋭利にする『狂気凶器(クレイジー・クロス』。
「大丈夫なはず……! ちゃんと5m程張っておいた」
「もう2mしかない」
結界がより一層赤味を増す。パリッ、とガラスが割れる様な音を立て、真っ暗なドームの中に光が差す。
「待て! 今捕まえたぞ! コイツか……!?」
間一髪、男が空けた穴を器用に掻い潜り、外へと出た雁野の糸が男を捉えた。
「バカッ! 迂闊に触るんじゃ────」
「───うぁぁぁぁ!」
戸愚呂と零細が警告したのも束の間、雁野が苦しそうに大きな悲鳴をあげた。ポタッ、ポタッ、と血が彼の腕をつたり滴り落ちる。
「何故だ! どうやって保護防衛に入ってきた……!」
「無有創 私が触れたならば、あらゆる真影をも、真逆の意味としての真影と化す。つまりだ……」
猪狩が考える間もない程、零細がある事に気がつく。
───藤峰の真影は『氷』である事に。
「逃げろォォォォォォォォ!!」
予想通り、冬香の結界が氷から炎へと変わる。男は大きく成長した針をその手から離し、低い声で呟いた。
「私は……尾上アキラ(おのがみアキラ)」
出発して15分。本部まで後8km。
男が最初に真影を使い始めて5分が経過。
────尾上のシャットダウンまで後5分………
さーて、ややこしくなってきました。
設定が多すぎますよね……
真影≠幽波紋≠念能力みたいなもんです。
そもそも真影って何なのか、まだ書いて無いですね……。
いつか書きます。
それでは、また次回お会いしましょう!




