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オオバケ!   作者: 羽兎
第二章〜真影〜
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完全なる防御の巻

猪狩弘40歳。1985年7月31日生まれ。

面倒くさがり屋の割とイケオジ。声は普通。

身長は179cm、体重は(今は)73kg。絶賛更年期中。

一人称は「俺」。超が付くほど短気。

性格は良い方。割と素直。

頭は良くない(かと言って馬鹿でもない)


ただ頑固。考え方が古臭い。

だからモテなかった(可哀想な設定)


以上が猪狩弘の設定。

次からこう言うの前書きに描いとこ。


それでは本編どうぞ!

───5分前


「待って〜! 私まだ!」


 全員の支度が完了した。結界を張る満からの情報では、津波による土砂崩れ、建物崩壊など、酷い有り様のようだ。




「まだ建物あるかなぁ〜?」


 不安げに雁野が呟く。扉の前に藤峰と雁野がスタンバイする。


「オッケー、みんな準備は良いようだね」


「外には誰もいない」


 真ん中に猪狩を挟む形で陣形が整う。零細が胸元から地図を取り出した。


「念の為に猪狩にもルートを知ってもらおう。万が一の時はこっちだ。いいな?」


 所々線が引かれたマップを指しながら、零細が丁寧に説明する。


(このマップ、本部の在り処が……)


 重要な目的地が記されていない。疑問に思ったが問わない事にした。



「分かった。こっちの通りな」


「いいな〜! 私コレ覚えるの大変だったんだよ!」


 猪狩と零細以外は町外部の人間である。藤峰に至っては、経路を覚えるのに3時間掛かったのだ。




「後1分だ。リーダー、外は?」


「大丈夫……だと思う」


 部屋の隠し扉を開き、非常口を通って行く。所々に誰かが戦った痕跡が残っている。


「先頭は冬香、その横に雁野。中央に猪狩を挟み、彼の横にリーダーと戸愚呂。俺と省吾さんが後衛だ」


(…………? 妙な配置……)

 

 節々気にな箇所のある、零細の説明に猪狩は首を傾げた。




「そう言えば零細……20kmを30分で行くって、一体どうやって?」


 改めて計算するも、そのままだと時速40km。下手をすると車より速い。


「…………やればわかる」


 詳しく説明する時間が無い。出発の時が迫っている。





───零細は最後に、仲間全員にある事を告げた。





「もし、奴等に遭遇した時────────」







─────


「いいか? 行くぞ!! GO!!」


 扉が勢いよく開き、間髪を入れず地上までの階段を駆け上る。




───非常口の先は庭園。最後の扉が開き、水が徐々に階段を下る。幸い足は、水で半分埋まるものの歩きは出来る。



「クリスタル・スノウ"(スライディング)"!」


「ストリング・コネクト"超長(スーパーロング)"!」


 雁野と冬香、二人が同時に手から何かを出す。藤峰は水に手を伸ばし、雁野は遠くに手を伸ばす。

 

 

…………ビュンッ!



 藤峰が水に向かって発した氷が、一直線に目視出来ない先まで延びている。その上を勢い良く皆が滑る。



「…………うおっ!!?」



 ───直後、猪狩達全員の身体は勢いよく前へ飛び出した。雁野の手は数十メートル先のクスノキを掴んでいる。

 

 時速40kmで公園を一気に駆け抜ける。





「やっぱり……誰かに追われてる」


 結界を限界まで広げた満がそう呟く。


「取り敢えず、急ぐぞ」


 瞬く間に公園を抜け出す。それまで真っ直ぐ飛んでいる筈なのに、何故か人やモノ当たらない。

 猪狩がほんの少しだけ外へと手を伸ばす。一定の所で手に何かが当たる。




────────


「サイドディフェンズ"FW6M"!」


 零細がそう叫んだのは非常口を出る前。前方6m(冬香から零細、省吾まで)を守る保護防衛を張っていたのだ。


「そして琉の腕を覆えば完成っと」


 目には見えない零細のシールドを、猪狩は確かに感じ取った。




(……完全なる防御だ)


 




「────俺のバリアの内にいる者は、全てを透過する。しかし、外からは丸見えだ」



「じゃあ、敵には…………」



「…………そう。バレバレなわけ」




「見つかれば逃げる。絶対生きて、本部で会おう」


投稿頻度上げていきます。

FW6M=forword6メートル=前方6メートルって意味です。ややこしくてすみません……。


コレからもどうぞ宜しくお願いします。

ブクマ0の僕だけど笑って許してね。

どうか僕の小説を面白く読んで下さい。

永久に完結しないかもだけど……。


(頼むから伝われ〜)


ま、てなところでまた次回お会いしましょう!

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