生きるということを考えながら・・・
生きることを考えながら・・・
生きることを考える
子供の頃にはただ生きていればよかった
後ろなど振り返らず
あるものは「今」だけ
一生懸命に遊び
一生懸命に走り
一生懸命に頑張り
一生懸命にねだり
一生懸命に甘え
自由に言葉を話し
自由に笑い
自由におこり
自由に泣けた
「今」だけしか知らなかったから
お誕生日
夏休み
お祭り
クリスマス
お正月
数えても数えても
なかなかやってこなかった
生きることを考えながら生きている
決して重荷になったわけではない
ただ生きる事には制限があることを
身をもって感じることができるようになったから
理屈などいらないのに
理由などいらないのに
生き方がわからなくなってきたのは
明日を信じ
形のない未来を不安に思いながら
行方の見えない未来に見える一つ確実な事実
それはとても平凡で当たり前すぎる
生きるということは
とてもありふれたことなのだ
与えられた(自分で創ったものでないから)命を
ただ瞬間瞬間生きる
事情は変わらない
変わらないから生きる
けれども、生きることで何かが変わる
今を生きればカレンダーに記された明日に辿り着く