表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

35/224

オープンワールドゲームはいきなりオープニングが始まる



『コメット☆シティ』


 ジェットブーツの能力でコメット⭐︎キングダムコンペをプレイしたよね。あれは外伝のレースゲームだったけど、普通のナンバリングのコメットに手を出したいと思います。


 うん、言いたいことは分かってるよ。

 またコメットシリーズやんのかって事でしょ?


 ちょっと無難に能力が欲しくてね。コメットシリーズなら良さげな能力を手に入れられそうじゃん。


「今回は普通に能力が欲しいんや……」


 なんで急に使える能力が欲しいのかって事なんだけどね。前回の『ロストボールダイバー』覚えてる?

 あれ面白かったよ。だけどね、何の能力にするか決まらなかったんだよ……。

 だってボール拾いだよ! このゲームで良さげな能力を考えつくなら私に教えてくれ!


 しかもこのゲーム、なにがヤバいかって、


「アップデート入ったんですけど……」


 よく分かんねぇゲームに伸びしろが付きやがったよ……。

 このゲームを遊び尽くして貯まった能力のリソースは何処に持っていけばいいんだよ。

 

 アップデート内容は新しいゴルフ場の実装に新しいアイテムとお宝の追加。

 そしてサブシナリオの実装となっております。

 うわぁ……大型アップデートだぁ……。楽しそうダナー。

 このゲームってアーリーアクセスだったっけ? ボール拾いに対する製作者の飽くなき探究心に寒気がするよ。


 そこで、このゲームをプレイしながら同時進行で新しいゲームをプレイすることにしたんだ。


 流石に能力発現に不安を覚えるロストボールダイバーだけをやるには心許ないんだよ。


 だから能力の鉄板としてコメットシリーズに手を出す事に決めたんだ。


 と言う事で『コメット⭐︎シティ ふぁいぶ〜星の都のヴォヤージュ』をプレイしていく事にします。


 まぁ名前の通りコメットシリーズのナンバリングで五作目の作品だね。現在ナンバリングは七まで出てるから、二作前の作品って事になるんだけど、シリーズ最高傑作と言われているらしい。


 元は横スクロールアクションでドットのキャラクターだったコメットは、今では3Dになっている。

 そして五作目である今作は何とオープンワールドとのこと。


 オープンワールド……素敵な響きだね。どこまでも広がる世界を自由に遊び尽くしたいものだよ。

 あ、オープンワールドの説明いる? いらないよね?

 何となく分かるでしょ。言葉にするとフワッとしてるよね。


「はっきりいって今作は今までで最大のゲームになるよ」


 なんせオープンワールドといえばいくら遊んでも遊び尽くせないゲームの代名詞といっていいからね。

 このゲームを遊び尽くした暁にはとんでもないゲームエネルギーが貯まってる事だろう。

 その分、膨大な時間は掛かるだろうけどね。


「それではゲームスタート!」


 ほうほう、あれ? ニューゲームの項目が出てこない……。いきなりオープニングムービーが流れてるんだけど……。


「これってこういう演出って事でいいんだよね?」


 コントローラーを操作しても進まないんだよ。

 ゲームを起動してそのままオープニングムービーが流れる演出ってことかな?

 

 へ〜初めてのパターンだな。ニューゲームを押した時の「これから始まるよ」って雰囲気も捨てがたいんだけど、これはこれで「壮大な物語が始まるよ」って感じがして嫌いじゃない。

 最初は戸惑ったけどゲームに強制的に引き込まされると言えばいいのかな。


『な〜お……』

「お、コメットだ」


 気だるげな不細工猫が屋根の上を歩いていると、


『なっ!』

「あ、滑った」


 そのままゴロゴロと屋根の上を転がる猫。そしてトラックの荷台にゴール。

 荷台の段ボールに紛れ込んでしまったコメットはトラックで運ばれてしまう。


 その後、コメット入りの段ボールは、船で海を超え、飛行機で空を超え遠くに運ばれていく。


『スピー、スピー』

「おいおい、寝ている間に外国まで来ちゃってるんじゃない?」


 運ばれた段ボールは荷下ろしされ、業者のお兄さんによって運ばれる。

 階段を登りエレベーターに乗り上へ上へ。


 そしてついに業者のお兄さんの手によって段ボールは開かれた。しかし、お兄さんは気づかない。


 そのまま、段ボールに入っていた電飾の飾りを付けていくお兄さん。そしてコメットの体を持ち上げ一緒に飾る。


「あ〜これ……コメットも飾りの一部だと思われてるね」


 そして洗濯物の様に飾られたコメットが目を覚ました。


『スピー、スピー……パチンッ! なぁ〜?』

「はは、随分とコミカルだね」


 眠気眼をゆっくりと開けるコメットが急に目をクワッと開く。その瞳は何かが反射してキラキラと煌めいていた。


『なっ……なっ……なあああああああああ!』


 コメットの叫び声に画面が引いていく。


 エッフェル塔のような建物のてっぺんに飾られたコメットは街全体を見渡すことになった。そこは百万ドル夜景の街並だ。


「うおおおおおお! こ れ は テンション上がる!」


 いやぁ、この巨大な都市を自由に冒険出来るなんてワクワクが止まらないよ!


 掴みはバッチリ! これからこの広大な大都市を縦横無尽に駆け抜けるのか……。



「やっばい……この時点で楽しいわ」


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ