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第四話 依頼


「うっ……宇宙を救う??」


マジで何を言ってるんだ。


宇宙? SF始まった? いや、でも、冷静に考えたらこの世界も魔法を使ってるからファンタジーみたいな世界か。


なら、SFが始まっても……いや、信じられねぇわ。


「はい! すいません、突然な話で……私達はアルカンシエルの魔道書を探しています」


女性が言ってた物だな。


魔道書は危険魔法が書かれてると言われる伝説の本なのだが、実在する物とは考えもしなかった。


少女の顔は真面目な顔で真剣に言ってる、ここは信じてみることにする。


「その魔道書には何が書かれてる?」


「願いを何でも叶える魔法が書かれていると言われています」


「願いが叶う? ホントか?」


「それは分かりません……私達も見たことはないので、ですが可能性はあります」


まぁ、炎を出したり、時を止めてたり、地球を破壊することも出来る魔法が存在するところを考えれば願いを叶わせる魔法も存在するかも知れない。


「分かった、とりあえず信じるが、魔道書はどうするんだ?」


「回収して、私達の世界で厳重に保管します」


「なるほど、それの手伝いをしろと?」


「はい!」


「俺がお前らが悪用しないってことを信じるにはどうしたらいい?」


仮に魔道書があったとして、回収して悪用されたら世界が終わるかも知れない。


本当は助けたいが、助けたことによって状況が悪化する可能性もある。


「それは……ありません」


それはそうだ、悪用しない根拠をしめすことなんて不可能だ。


「お願いします! どうかお力を貸してください!」


断られると思ったのか少女は頭を深く下げる。


「おう、いいぞ」


「え?」


「おいこら」


即決の俺の判断に雨が後頭部にチョップしてきた。


「いっ!? なにするんだよ!」


「少しは考えなさいよ!」


俺と雨が口喧嘩をしていると少女が際切って話す。


「いっ……いいんですか?」


「おう、もちろん、あっ、でも、きちんと依頼料はもらうぞ」


「はっ……はい! ありがとうございます!」


すると、扉が開く音が聞こえて、そちらの方を見ると憲剛が入ってきた。


「優季と侵入者2人、社長が呼んでるから来いって」


「社長が? 分かった、すぐに行く」


いや、まぁ、侵入者を入れて置いて呼ばれない方が変だよな。


「すまない、ついてくれるか?」


二人は素直に応じて着いてきてくれた。


ーー社長室の前ーー


ドアをノックすると『いいよー!』と声が聞こえたので中に入ると椅子に黒髪ロングの女性が座っている。


「やぁ、私はここの社長の『冬木 始(ふゆき はじめ)』だ、よろしくね」


にっこり笑って優しい人をアピールしてるが実際は悪魔、無理な任務を強制的に行かせられるし拒否権も与えてくれない。


(まさに鬼バ……)


「優季くんー? 何考えてるのかなー?」


「いや、何でもないです」


睨み付けられたので謝る。


(何で考えてることが分かるんだよ、魔女かなのか!)


「それじゃぁ、依頼の話と報酬の話をしようか、内容は盗聴気で聞こえてたから分かってるよー」


(長い間いるけど盗聴されてたなんて初めて知ったわ)


「それで、依頼達成の報酬だけど言っても大丈夫?」


「はい! 出来ることならなんでもします!」


「なら、この世界の復興の手伝いをしてくれない?」


「はっ……はい? 復興……?」


ホープが戸惑ってる。まぁ、いきなり復興を手伝えなんて言われても分からないよな。


「うん、まぁ、依頼の達成が完了するまでモンスターの討伐を手伝ったり物資を一緒に調達すること」


「……分かりましたけど、そんなことでいいんですか? 手伝うなんて当たり前なのに……」


「いいよー、ただしサボったりしたら、この会社から追い出すからね!」


「はっ……はい!」


ホープがいい返事をすると社長がにっこりと笑い、話を始める。


「よーし、それじゃぁ、メンバーをここに集めて自己紹介しよう!」

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