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第十三話 怪物


ーー二階ーー


「……来やがった」


足音が聞こえる。恐らく、この魔力からしてもっとも警戒するべき人物、カーラだ。


フレアの方に行って欲しかったが、まぁ、対策はした。


まず、カーラがこの部屋に入った瞬間に閉じ込める、次に合計数100のモンスターが襲いかかる。


どんなに個が強くても、数には勝てない。


俺はわざと、魔力を放出する。理由はカーラをこの部屋に入れるためだ。


カーラはかなり強いが、実力者は自分の力に絶対的な自信を持っている。


絶対に入る。


そして、足音が扉の前に止まり中に入ってきたり


予想通り、カーラはトラップを踏む。


次の瞬間、魔法が発動して地面から100のモンスターと扉にロックがかかった。


「かっ―――は?」


俺は勝ったと思った。しかし、目の前にはもうカーラが居た。


「もっ……モンスターは?」


俺は周りを見ると、100のモンスターの首は全員飛んでいて死んでいた。


たった数秒で俺の全魔力を使った100のモンスターは死んだ。


「ホープは?」


彼女は強く睨み付けた。強い殺気を感じた瞬間、首に釜が少しささる。


この瞬間、俺の心は折れた。


俺は恐怖で涙目になりながらも土下座してホープの居場所を叫ぶ、とにかく助かりたいからだ。


「分かったわ。ありがとう」


俺は鎌で頭を強く叩かれ、気を失った。


ーープール場ーー


カーラは男に言われた場所に行くことにした。


「ここか」


私は場所に着くとホープと着物を来た女性が拘束されるのを見つけた。


すぐにホープに近付き、縄をほどこうとするが後ろから魔力を感じた。


『アクア・ボール!』


鎌で真っ二つにすると目の前には金髪でドレスを来たお嬢様が立っていた。


そして、手が痺れていることに気が付いた。


「この威力、ブルーダイヤモンドか」


「『アクア・カッター!』」


容赦無しに魔法を放ってくる。攻撃は余裕でかわせる。


まだ、魔法の使い方が素人に近い。


威力が強いだけで魔法を何も使いこなせていない。


殺すと決めて突っ込もうとするとホープの声が聞こえた。


「殺さないで! カーラさん!」


突然の言葉に、なんとか鎌の刃を後ろにして攻撃をするが、避けられる。


踏み込みがあまくスピードが出なかった。


「『アクア・バレット!』」


魔法をかなり近くで撃たれる。


「『ゴールド・サンダー!』」


私は全ての魔法を叩き落とした。彼女はかなりビックリして次の魔法を打とうとする。


でも、それは許さない。


私は彼女の首に腕でがっちり押さえ込むと腹部に膝を深く入れる。


「がっっ!!?」


彼女の腹部からはボキボキと骨が折れる音がすると、そのまま気を失った。


私は彼女から手を離すと、そのまま地面に倒れた。


「大丈夫か?」


私はホープに近付き、拘束されていた縄を切った。


「ありがとうございます」


「よかった、でも、何であの女を助けたんだ?」


「彼女は金星の女王候補の一人です。何か深い事情があるのでしょう」


「そうなのか」


どおりで服装がお嬢様なわけだ。すると、着物の着てる女の子も倒れていることに気が付いた。


「彼女は?」


「分かりませんが、可哀想なので縄をほどいてもらいます?」


「わかった」


私は隣の少女の縄もほどいた。


すると、奥の方から足音が聞こえたので私は鎌を構えるが中に入って来たのは憲剛だった。


「終わったのか、お疲れ」


「あぁ、助かった、ありがとう」

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