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第十話 勝てない相手ではない


ー屋上ー


「あっぶねぇー!?」


なんとか、炎使いから逃げれた。


「優季……今のお前で勝てるの?」


すると、ロキが不安そうな声で俺にきいてきた。


「まぁ、勝てない相手じゃねぇーよ」


「そうなのか?」


「俺の予想が正しかったらだけどな」


三階から屋上までは少し距離がある、作戦を考えるにはいい時間だ。


だが、すぐに屋上の扉が焼け壊れ炎使いの男が入ってきた。


「来るの早すぎない?」


「そうか?」


俺はロキを構える。


「『ファイアー・ボール』」


炎使いは火の玉を飛ばしてくる、俺は左右に動き攻撃をかわしながら突っ込む。


「へぇ、やるね」


距離は縮めるが炎使いの顔には余裕が感じられる、なにか、嫌な予感がする。


「『ファイヤー・ランス』」


上空から炎の槍が飛んでくる。


「やば!?」


急いで後ろに飛んで避けるが、隙が生まれてしまった。


それを炎使いは見逃さない。


「『ファイヤー・バレット』」


炎の小さい弾が俺にむかって飛んでくる、体を少しひねって当たる位置をずらす。


弾は俺の肩に直撃した。


「いっ!?」


肩を押さえると、血の感触はなかった。どうやら、肩を貫通した時に傷口が焼けたらしい。


だが、これで、こいつの弱点は確信に変わった。


「ロキ、やっぱりあいつ魔法が下手くそだ」


俺は小声で話す。


「なんで、そう思う?」


「今の攻撃、制御がうまい人間なら俺は死んでた」


ファイヤーバレットは制御が上手い人間ならば弾丸を曲げることも出来る。


しかし、この炎使いは弾を曲げず、俺の心臓ではなく肩にぶつけた。


「それと、もう一つある。俺の肩から血が出ていない」


炎魔法は上級の使い手ならわざと温度を下げて、焦がさないことで貫通することもできる。


この傷から血が出れば、大量に血が出て貧血になり不利になってた可能性が高い。


「理由は他にもあ……」


「ぶつぶつと何を話してるのかな?『ファイヤー・ボール』」


炎の玉がこちらに飛んできたので、横に飛んで避ける。


「もう一回、突っ込む」


「りょーかい」


俺はロキを握り直して、再度突っ込む。


「同じことだ!『ファイヤー・ランス』」


また上空から炎の槍が飛んでくるが落ちる地点は覚えたので、剣で弾きながら近づき、炎使いの懐に潜り込む。


「おら!」


俺は剣を斜めに振り斬ろうとする。


「くっ!『ファイヤー・シールド』」


だが、目の前に盾が出てきて攻撃を防ぐ。


「っ!」(思ってたより冷静だ)


斬れないと判断した俺は剣を上に投げる。


「なっ!?」


炎使いは驚ろき動揺するがすぐに次の魔法を放つ


「『フレア・バレット』」


炎の弾を何個も作り飛ばしてくるが俺は目の前から消える。


ロキの場所に瞬間移動して、上から斜めに斬る。


「ぐっ!?」


攻撃は当たったが浅かった。


炎使いは距離をとる。


「……なぜ、殺そうとしなかった?」


「俺は人を殺したくないんだよ」


「……あまいな」


炎使いは俺を強く睨み付け、次に蒼い炎が出てくる。


「その甘さが命取りになる」


炎から魔法をまとった盾と剣が出てくる。


「優季! これはやばいぞ!」


「あぁ、分かってる!」


青い炎を使えるなんて思いもしなかった!!





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