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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

こんなにキスがしたいのに!〜きみはゾンビ〜

作者:ゆちゅ
 
 トクン─。トクン─。
 胸の高鳴りを感じる。顔が火照り、指先が震え、なんだか泣きたくなるような感情が湧いてきます。

 トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。
 大好きな人が、隣にいる。わたしを見つめて、微笑んでいる。

 トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。トクン─。

「あなたとキスが、したいです」
 その言葉を投げかける。しかし、彼は困ったように眉を下げ、そしてわたしの頭を撫でてくれるだけでした。少し不貞腐れてしまい、顔を窓の外へと向けますと、御堂筋のイルミネーションが横へと流れ、流線を描いています。

 今日も一日、彼の隣でゆ〜らゆら。車に揺られて、共に過ごします。それはそれは、とても幸せな日々です。


 ただ、一つだけ願いが叶うなら。あなたと結ばれ、キスしたい。そんなわがまま、言ってはダメですか…?

 






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 世界でただ1人のゾンビ「フリー」は、夜道の山道を徘徊中に白タクドライバーのコジローが運転する車に跳ねられてしまう。その衝撃で奇跡的に人としての自我を取り戻したフリーだったが、常人なら即死の重傷を負い記憶を無くしてしまう。重い責任を感じたコジローは彼女の記憶を取り戻して救うため、ゾンビである彼女と車の中で生活を共にすることに。コジローに一目惚れしたフリーは執拗にキスを迫るが、絶対にゾンビになりたくないコジローはというと…!?

これは、フリーの記憶を取り戻すため大阪の街を巡る2人の、生と死、そして恋の行方を描くお話です。
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