4. ６月５日。120x44x90の特大サイズ段ボールがやって来た
待ちに待った６月５日。
金曜日の本日、会社を午後休で自宅に戻った俺。
到着時刻は14時から16時。
現在14時を回った。
チクタクチクタク
時計の音が木霊する。
ドクドクと心臓の音が高鳴る。
youtube見てても全然頭に入ってこない。
十秒に一回は時刻を確認している気がする。
ハヤクコナイカナー
ピンポーン！
来たっ！
「宅配便でーす」
「はーい」
そして、玄関先で俺が目にしたのは…。
これまで目にしたこともないほど大きい段ボール。
120x44x90の特大サイズのものだった。
台車に乗っていた。
「ちょっと重い荷物なんで…」
宅配のお兄さんが室内においてくれた。
重そうだった。
シャチハタを押印して。
室内に戻る俺。
佇む段ボール。
でかくない？
そして、重くない？
10 kgのお米三袋よりも重いよ！！
でも。
本物だ！きっと。
等身大だ！
すげー！買っちゃった俺スゲー！
という余韻に浸り。
段ボールが目に付いた。
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カリウド輸送
即日搭載承認貨物
この面を上に 天地無用
超!! こわれやすい 取り扱い注意
精密機器 につき 取り扱い注意！！
上にモノをのせないで 下積み厳禁
ワレモノ につき 下積み厳禁
当日不在、不明等の場合はご依頼主様まで電話連絡お願いします。
生 ナマモノ
優しく開けてね カッター注意
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カリウド輸送？どこだそれ？子猫でも飛脚でもないのね・・・。
あれも、これも、と張られているシール。
注文の多い配達物ですこと。
そして、何で？ナマモノ？
塗装とかに問題でもあるのかな？
まぁ24万円するフィギュアですからね。
賠償とかにもなりますよね。
買ったものは開けたくなるのが人情というもの。
俺は、「よっしゃ！ 開封だ！」となった。
「カッター注意」を無視して開封。
大丈夫、ちょっとだから。
先っちょだけだから…。
そして。
真っ白なスチロール製梱包材の海。
敷き詰められたプチプチ。
うずくまるマイフィギュア。
愛しのマイフィギュア。
24万円の高級マイフィギュア。
それが存在感を放っていた。
よしっ！開封しちゃうぞ！
そして、梱包をひん剥いて、ひん剥いて…。
神々しい「エルフの少女」が出てきた。
膝を抱えているけど開くのかな？と思ったら、余裕で稼働する。
いやー、最近のフィギュアは関節駆動式があるのは知っていたけれど。
接合部が見えないね。
ボールもない。
本物のイキモノみたいだ！
良い買い物をしたぜ！
幸せで、絶好調な俺。
取りあえず絨毯に寝かせて・・・。
「ふー！」
ため息が出るもんだ。
なんたって重いからね。
そして、ちょっと暖かい。
本当に生き物みたいだ。
プニプニしている材質。
しっとりしている材質。
高級品は違う。
そして、気になるのはお胸様。
"触っていいよね？"
そう、囁く俺の悪魔。
"そんなの駄目だよ！"
そう囁く俺の天子。
でもね。
これフィギュアなんよ。
ということで、天使は退場。
悪魔の心で、お胸様を揉んでみた。
ムニュン
うん。質感は悪くないんじゃないか？
更に続ける。
ムニュン、ムニュン、ムニ、ムニ、ムニュン…
慎ましいとはいえ、程よい大きさ。
悪くない。
手に収まるところが…。
そう思っている時だった。
「…ぅぅん…」
ん？
今、音しなかった？
確かめるためもう一度揉んでみる。
ムニュン
「ぅぅっん！」
マジで！？
声発してるんですけど！！
驚きで俺は思考停止した。
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掲載中作品以下もよろしくお願いします。
R18「ママ活ゆうくんの調教日誌」
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