18. 6月8日、JCと登校する俺
電車の乗り換え等間違うことが有るかもしれません。
気が付いたら指摘してもらえるとありがたいです。
JC。
女子中学生。
これから成長していく楽しい時期だ。
「何が?」何て聞くなよ!
JKだといけない香りがプンプンするよね~。
何はともあれJCである。
何でこんなに強調しているのかというと、
「えへへ~学校ですね!」
とか、言っている頭の空っぽそうなJCが一人。
俺の隣にいるからだ。
そう、アリスちゃんである。
今日も、白のブラウスとデニム地のスカートが似合ってます。
ピョンと飛び出した寝癖?は、どう見てもアホ毛にしか見えないんだけど、…直んなかったのよ。
六時に起きて、七時に出た。
朝食はトーストを軽く、バターを着けて。
いつもは八時でいいのだが…とか、野暮なことは考えずに、隣を歩くアリスちゃんを見る。
当たり障りのない帽子を被っている。
帰ってきた時に、制服になっていると考えると楽しみでもある。
だって。
エルフの学生服ですよ!
自宅を出た俺達は、稲荷町駅から銀座線に乗って、末広町へ。
時間にして、十五分といったところ。
もっとゆっくりもできるが、爽やかエルフ曰く、早く行けば時間の限り、いろいろと教えてくれるそう。
やることなくて待ちぼうけ、にはなりませんということだった。
駅近のゲルトルード学園まではすぐだった。
聖ゲルトルード学園。
地上八階建ての建物がこれからアリスちゃんの学舎になるのね…。
うんうん。
「アリスちゃん、大丈夫?」
「ケン君?大丈夫ですよ?行ってきますね。」
そう、行ってしまったアリスちゃん。
トテテと去っていく後ろ姿に、ちょっとだけ寂しさも感じた。
思えば、三日間。
濃厚な時間を過ごした気がする。
一週間近くは様子を見ることにしよう。
そう、俺は思った。
アリスちゃんのことを心配に思いつつも、会社に向かう。
フレックスタイムだから、今日からは早めだね。
…新橋まで行くとしますか。
■■■
「お早うございます!アルフレッド先生」
一昨日お会いした、エルフのアルフレッド先生です。
「おや?お早うございます。今朝は大丈夫でしたか?アリスさん」
「はい。」
「それはよかった。まだ時間はありますが、先に準備とかしてしまいましょうか。」
「お願いします。」
一階の職員室に連れられていきます。
女性の方に紹介されました。
「こちらが、一年生担任のエミリー先生だ。理科の先生で、魔法工学についても、特別教科で教えてくれる。」
「エミリーです。アリスさん。よろしくね。」
エミリー先生はちょっと低めの155cm位の女性の先生。
エルフです。
ボブヘアーで眼鏡をかけていました。
「あっ、そうそう。制服とかも着替えちゃいましょう」
そう言う、エミリー先生にアルフレッド先生は答えます。
「あぁ、そうでしたね。」
「はい。」
「じゃあ、アルフレッド先生。出てってください。」
「わかってますよ。アリスさん、エミリー先生の話しを聞くんですよ。」
「アルフレッド先生、ありがとうございました。」
立ち去っていく、アルフレッド先生。
「通年の服もあるけど、夏服よね。」
そう、エミリー先生は白の服を取り出して、
「セーラー服って言うのよ」
と言っていました。
どことなく、清楚な感じの服。
胸元の濃紺色がいいな、と思います。
私、アリスの新しい1日は。
ここから始まりました。
ケン君、私の制服姿見て、何て言ってくれるかな?
楽しみです。
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