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探偵倶楽部  作者: ゆゆき
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プロローグ


神は俺の味方をした


空が暗くなった瞬間、雨が降り出した。満員電車が走る音と共にザーッという雨が降る音が混じる。


神は見捨てることなどない。俺はいつも神を信じてきた。


ふと、時計を見る。約束の時まで、後数秒というところか…。


電車は通り過ぎ、雨の音だけしか聞こえない。

静かな部屋と雨が降る外は、異様な差である。誰も話す事のない俺の部屋は、置物のように平然と時間が流れた。


ピンポーン


静寂の中、突然インターホンが鳴った。


神の到着だ。

すぐに鍵を開け、そっとドアを開けた。


「神、お待ちしておりまし………」


その瞬間、気が遠くなった。

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