元完璧超人、名前を決める
ギリギリ1日1本投稿出来てる。
『そう言えば、お主の名前、変更可能になっておるが、変えんなのか?』
(ん?そう言えば…)
純也の名前の横に、《変更可能》と書いてあったな。
『こちらの世界では、その名はちと目立つぞ?』
(あー、そうですね。)
『ふむ……よし!我が決めてやろう!』
(え?良いんですか?)
『うむ。代わりと言っては何だが、我に姓をくれぬか?』
(はい、分かりました。)
ニンバスの姓か……やっぱり、外国風の名前かな。
ニンバス…ん?ニンバス?どっかで聞いたような……あ!ニンバス2000!ハ◯ーポ◯ターだ!2000か……
トゥーサウザントはダサいし……フランス語で2000って、ドミオンだっけ?ドミオンで良いか!
『決まったか?』
(はい。)
『よし、まずはお主から言ってくれ。』
(ドミオンなど、どうでしょう?)
『ドミオンか…ニンバス・ドミオン…よし!気に入った!次は我だな!これからお主は、レイ・ドミオンと名乗れ!』
(え?ドミオンを姓にするんですか?)
『うむ、お主と我、二人でドミオンじゃ。』
(はぁ、分かりました。)
純也は、早速名前を変更しようとすると、既にレイ・ドミオンとなっていた。
(あれ?名前が変わってる?)
『それは、我がやっておいたぞ。』
(あぁ、ありがとうございます。)
何から何まで気がきく神獣だな。
『いやはや、まさか、我も残り短かき生で、姓を手に入れるとは思わなかったぞ。』
(俺も、二つ目の名前を手に入れるとは思ってませんでしたよ。)
『そうか、そうか。』
まぁ、何だかんだ言って前世より楽しんでるんだけどな。
あぁ、言ってて悲しくなって来るな。
やめよう。うん、それが良い。
『ふむ、残された時間は僅かじゃが、お主には色々な事を教えようと思う。』
(色々な事?)
『うむ、こちらの世界のこと、魔法の事、戦闘の事などじゃな。』
(助かります。)
『うむ、では早速……と行きたいところなのじゃが、ふぅぁあ〜〜今日は久しぶりに魔法を使ったから疲れた。よし、今日のところは寝て明日にでもするか。』
(分かりました。)
そう言ってしばらくすると、ニンバスが寝息を立て始めた。
早。
うーん、俺はどうしよう。
眠るって言われても、眠たく無いし、最も、目が無いから眠れるのか?
そんな事を考えながら、ニンバスが起きるのを待った。