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完璧超人がスライムに転生した結果  作者: 眠り人
第2章 神獣ニンバスの修行編
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元完璧超人、翻訳チートを知る

「あいうえお」


かなり練習をして、はっきりと喋れるようにはなった。ただし、普通に喋ると少し遅めになってしまう。

まぁ、そこは改善するとして、ユニークスキルの『翻訳』がかなり便利だ。最初は、何故ニンバスに言葉が通じるのか考えなかったが、よく考えればおかしいのだ。だって、ここ異世界だからな。向こうと色々違って当然だ。言語もそのうちの1つだ。

しかし、『翻訳』があれば、どんな言葉でも、自分や相手の耳に届くと自動で理解出来るように変わる。本当に『翻訳』は有能だ。これからは、翻訳先輩と呼ぼう。この翻訳機能は、『念話』にも対応している。

だが、意思を持たない言葉、つまり、魔物などの雄叫びなどは、翻訳出来ない。まぁ、意味が無い言葉を翻訳しろって言う方がおかしいけど。

さらにこの翻訳には別の機能がある。それが、文字の翻訳だ。これが無いとステータスを読み取れなかった。これは多分転生者が持っているのだろう。ほかに転生者いるかは知らないけど。居たら会いたいな。


『中々はっきりと喋れるようになったではないか。』

「はい。前よりマシになったかと。」

『うむ、後はハキハキと喋れるようになれば完璧だろう。では、本日の戦闘を開始するぞ。』

「はい!」

『『上級門(エクストラゲート)』!』


ニンバスの使った『上級門(エクストラゲート)』は、『(ゲート)』の上級魔法で、強い魔物も、同時に多数召喚出来るものだ。

『門』で召喚出来る魔物では、弱くなって来た辺りで、ニンバスが『門』の1つ上の『中級門(インデェルメン)』に変え、そこの魔物が余裕になった辺りで、今度は『上級門』に変えた。

『上級門』から出てくる魔物は、『ブラックパンサー』と言う黒い狼みたいなやつのレベル120や、『グレートマンティス』と言うデカイカマキリのレベル150などだ。こいつらは、近くのダンジョンの地下深くから呼び出しているらしい。

『ブラックパンサー』は、高い機動力と早いスピード、高度な統制で攻撃してくる。だが、一撃辺りが軽いため、わざと受けて動きを封じてから倒せば、かなり余裕だ。

『グレートマンティス』は、鎌の攻撃がかなり強く、受ければ無事では済まない。さらに、口から毒液を吐き出し、尻からは炎上する液体を吹き出してくる。

こいつの弱点は、上だ。こいつ、前と後ろは完璧な癖に、上には何も無いのだ。丁度真ん中辺りに降りると完全に何にも出来なくなる。鎌は届かないし、尻から出る炎上する液体は、自分にかかると自分が燃えるため、出来ない。だから、上に転移して魔法一発で体を真っ二つにする。正直なところ、あまり強いとは思えない。

『ブラックパンサー』から得られるスキルは、『迅速』と『暗視』、『斬撃』、『威圧』だ。

『グレートマンティス』からは、『斬撃』『猛毒』『炎上液』『自動回復(オートリカバリー)』だ。

『グレートマンティス』、お前のスキルかなり美味いぞ。こんなに弱いのに。正直なところ、飛んでいるレッドバットを単発魔法で撃ち落とす方が難しい。

『グレートマンティス』は体が大きい分、魔法を当てやすい。

あれ?この世界って小さければ強いんじゃね?

やったね、俺この世界で強いよ!正直、大きくても強いかも知らないけど。

そんな事を考えながら、戦い続けた。

言語の壁「俺、要らない子扱いか〜(泣)」

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