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完璧超人がスライムに転生した結果  作者: 眠り人
序章 転生編
2/87

完璧超人、スライムになる

目が醒める。いや、目が覚めた筈なのに、辺りは真っ暗だ。

俺は…生きていたのか?

しかし、目は見えない、体も動かない。

いや、動いた。

動く毎にお腹が擦れる感じだ。

いや、擦れている事が分かるだけで、痛みも感覚も無い。

どう言う事だ?

純也は、気配探知をする。

気配探知は、自分を鍛えるためにやっていた、自主練中に身につけた技で、目を瞑ったまま周りを知る事が出来る。

『空間把握 LV.4を獲得しました。』

うわっ!

声は出なかった。

何なんだ?今の声は。

突然聞こえた無機質な声。男かも女かも分からない。しかし、ただ、聞こえた。

いや、今は周りの状況の把握が一番だ。

また、気配探知をする。

『空間把握がLV.5に上がりました。』

まただ。

だが、今この時に聞こえるのはこの声だけだ。

何故か、そこに安らぎを感じていた。

それからしばらく気配探知をしていた。

結局、空間把握とやらが、LV.MAXになりました。と言う声の後からは、どれだけ気配探知をしようと、あの声は聞こえて来なかった。

とりあえず、動こう。

純也は動き出す。自分の体を引きずるようにして。

気配探知をしていて分かったことは、ここは閉鎖空間である事。道がいくつかある事。水がある事。以上だ。

今はその水を目指しているところだ。

水を目指していると、何かが自分に当たった気がした。

なにかの草?

純也はそれを手に取る感覚で触ろうとする。

しかし、それは自分の体に入り込んでくる。

(うわっ、何だ?!)

すると、頭の中に文字が流れ込んで来る。

『万能草

説明

上級(ハイ)ポーションの材料になる。

洞窟の奥深く、魔力がかなりの量溜まっていて、近くにエリクサー、もしくは聖水がある場所に自生する。』

その後に、また無機質な声が聞こえる。

『鑑定 LV.3を手に入れた。』

今の説明や、無機質な声を掛け合わせて、推理する。

そして、出た結論は、

(あぁ、夢か。)

純也は考えるのをやめた。

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