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完璧超人がスライムに転生した結果  作者: 眠り人
第2章 神獣ニンバスの修行編
18/87

元完璧超人、ボス戦をする

出てきたのは、体長6mほどの黒い毛の熊だった。

頭には、三日月の形の傷が付いており、片方の目も引っ掻かれたような古傷により閉じている。

あきらかに、さっきのとは違う存在感。


(えぇーと、こいつは?)

『こやつは、キンググリズビーじゃ。グリズビーの群れのボスじゃな。』

(どうしてこんな奴が?)

『ちょうど近くにいたからのう。』


近くにいたからと言って呼び出して良い奴じゃ無い。

とりあえず、空間転移によって周りの景色が変わった事に困惑しているうちに、鑑定をする。


一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

キング・グリズビー

LV.84

名前:ジルート

年齢:69歳

性別:男

職業:群れのボス

称号:《同族殺し》《魔物殺し》《人殺し》《恐れられる者》《群れのボス》

《ステータス》


鑑定に失敗しました。


《魔法》

『水属性 LV.4』

《スキル》

『剛腕 LV.MAX』

『咆哮 LV.8』

『斬撃 LV.6』

『剛毛 LV.4』


一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一


強い。さっきの熊たちは食べる(?)時に鑑定したのだが、レベルの平均は14だった。

年齢が若かった事もあるだろうが、目の前の奴はあきらかに違う。

さすがはボスと言ったとこだろう。

油断をしたらやばいな。


キンググリズビーが純也を見る。


「ぐぉぉぉぉぉぉぉおおおーーー!!!!」


やべー、空気が震えてピリピリする。

キンググリズビーは、吠えた後に純也に向かって四足歩行で走ってくる。

キンググリズビーは純也の目の前まで来ると、腕を上げてから振り下げて来る。

それをバックステップ(?)で避けて『門』を展開する。繋げるのは、キンググリズビーの後方。

『門』に水刃を飛ばす。『門』に向かって飛んでいった水刃は、『門』に吸い込まれたのちに、キンググリズビーの後方の『門』から出てくる。

キンググリズビーに水刃が当たった。

しかし、結果は傷は付けたものの、絶命には至らなかった。おそらく、『剛毛』により防いだのだろう。

傷をつけられた事に怒り狂ったキンググリズビーは、俺に向かって来る。

今度は、さっきとは違い、爪を使った攻撃だ。爪が少し光っているため、『斬撃』を爪に付与しているのだろう。

純也はそれを『門』に入って避ける。転移先は、キンググリズビーの後方。

キンググリズビーはそれに気づいて振り向こうとする。


それが狙いだ。


純也は、キンググリズビーが元々向いていた位置に『門』を繋ぐ。

そして、また魔法を撃ち込む。

次の魔法は、ライトニングランス。

ライトニングアローの強化版で、魔力消費が大きい代わりに強力。

キンググリズビーの後方の『門』からライトニングランスが現れる。

そして、それはキンググリズビーを抉るように貫き、絶命させる。

強かった。俺は感傷に浸りながら、ニンバスの方を見た。

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